2019/03/29
ブラザー工業株式会社
- 1001人以上
- 製造業/その他
企業・健保組合・労働組合の三者が協同し
グループ全体で健康経営に取り組む

ブラザー工業株式会社では、「従業員が長期にわたり才能とスキルを発揮するためには、一人ひとりの健康管理が重要である」と考えのもと「明るく・楽しく・元気に」健康であり続けるために様々な活動や体制づくりに取り組んでいます。
健康への取組は、健康経営が注目される前から始まっており、今ではそれが社風といえるほどに定着。健康保険組合が保有するブラザー記念病院で、従業員の健康データを蓄積していることから、従業員の健康状態の傾向を把握し、いち早く施策に取り入れてきました。もともと健康づくりを行っていた健康保険組合に加え、2006年には企業内に健康管理センターを設置。そこで産業医・保健師を社員として採用し、コラボヘルスがスタートしました。
健康経営の機運が高まった2016年には「ブラザーグループ健康経営理念」を策定、トップである最高健康責任者(CHO)に社長が就任し、企業・健康保険組合・労働組合の三者がともに協同する体制で健康経営に取り組んでいます。
健康への取組は、健康経営が注目される前から始まっており、今ではそれが社風といえるほどに定着。健康保険組合が保有するブラザー記念病院で、従業員の健康データを蓄積していることから、従業員の健康状態の傾向を把握し、いち早く施策に取り入れてきました。もともと健康づくりを行っていた健康保険組合に加え、2006年には企業内に健康管理センターを設置。そこで産業医・保健師を社員として採用し、コラボヘルスがスタートしました。
健康経営の機運が高まった2016年には「ブラザーグループ健康経営理念」を策定、トップである最高健康責任者(CHO)に社長が就任し、企業・健康保険組合・労働組合の三者がともに協同する体制で健康経営に取り組んでいます。
あいまいだった問題点が浮き彫りに「健康スコア(健康通知表)」

健康経営を推進する上で、PDCAをしっかり回し、健康診断や問診の結果、レセプト情報を集計・分析して、課題を抽出し、目標などを明確化し、計画的に進めています。
新たな取組として行ったのは、会社の健康スコアの作成です。2015年の健診結果を基準とし、10年後(2025年)にありたい姿を数値目標で設定しました。
また、グループ会社の順位も掲載。健保はこのデータを持って個別にグループ会社に説明をしたり相談を受けたりしながら、事業所ごとに改善計画書を作成してもらいます。
「これは自分事として捉えてもらうことを目的としています。健康スコアによって、どこに課題があるか一目瞭然となり、目標も立てやすくなりましたね。企業側の意識が高まったことで、より具体的な改善策を考えていけるようになりました。」
(ブラザー健康保険組合 常務理事 山田儀行さん)
新たな取組として行ったのは、会社の健康スコアの作成です。2015年の健診結果を基準とし、10年後(2025年)にありたい姿を数値目標で設定しました。
また、グループ会社の順位も掲載。健保はこのデータを持って個別にグループ会社に説明をしたり相談を受けたりしながら、事業所ごとに改善計画書を作成してもらいます。
「これは自分事として捉えてもらうことを目的としています。健康スコアによって、どこに課題があるか一目瞭然となり、目標も立てやすくなりましたね。企業側の意識が高まったことで、より具体的な改善策を考えていけるようになりました。」
(ブラザー健康保険組合 常務理事 山田儀行さん)
喫煙者自身の心を動かしていく「禁煙サポート」

従業員約4000名を抱える大所帯のため、取組には長期的、計画的な施策が必要です。受動喫煙対策・禁煙サポートについては2014年にワーキンググループを立ち上げ、『2020年までに喫煙率を10%以下にし、全面禁煙を実施する』という5カ年計画を立てました。
「ワーキンググループのメンバーは、喫煙者と非喫煙者を同数としました。喫煙者の気持ちを無視したやり方ではなく、それぞれが納得できる施策で進めていきたいからです。建物内禁煙、喫煙時間の設定、そして2020年の敷地内禁煙に向けて受動喫煙対策をすすめています。」
(健康管理センター センター長 武藤清さん)
「ブラザー健康保険組合では、この活動に合わせて無料の肺健診を行いました。 “ブリンクマン指数400以上”の喫煙者に直接社内便で案内を出し、胸部CT健診によって、まずは自身の肺の状態を知ってもらいました。そして、ニコチンパッチや禁煙外来、カウンセリングなど様々な禁煙コースから自身で選択してもらうように促しました。8年前には21%だった喫煙率が現在は15.1%、2年後10%の目標に向け、私たちも引き続きがんばっていきます。」
(健康保険組合 保健推進センター長 中根弥枝さん)
「ワーキンググループのメンバーは、喫煙者と非喫煙者を同数としました。喫煙者の気持ちを無視したやり方ではなく、それぞれが納得できる施策で進めていきたいからです。建物内禁煙、喫煙時間の設定、そして2020年の敷地内禁煙に向けて受動喫煙対策をすすめています。」
(健康管理センター センター長 武藤清さん)
「ブラザー健康保険組合では、この活動に合わせて無料の肺健診を行いました。 “ブリンクマン指数400以上”の喫煙者に直接社内便で案内を出し、胸部CT健診によって、まずは自身の肺の状態を知ってもらいました。そして、ニコチンパッチや禁煙外来、カウンセリングなど様々な禁煙コースから自身で選択してもらうように促しました。8年前には21%だった喫煙率が現在は15.1%、2年後10%の目標に向け、私たちも引き続きがんばっていきます。」
(健康保険組合 保健推進センター長 中根弥枝さん)