日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(日本赤十字社)
ニホンセキジュウジシャアイチイリョウセンターナゴヤダイニビョウイン(ニホンセキジュウジシャ)
- 1001人以上
- 医療法人/サービス業
所在地 | 〒466-8650 愛知県名古屋市昭和区妙見町2-9 |
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URL | https://www.nagoya2.jrc.or.jp/ |
社員数 | 1850名 |
業種 | 医療法人/サービス業 |
- 業務内容
- 総合病院
健康経営に関する
自社のセールスポイント
患者さんに安全で質の高い医療を提供するためには、職員一人ひとりが心身ともに健康で活き活きと働くことが必要です。
当院は、院長が「健康経営」を宣言し、職員自らが健康増進を意識できるよう、健康診断の徹底と指導、ストレスチェック、適切な働き方改革、スポーツ機会の提供など、職場環境の整備に積極的に取り組んでいます。
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取組状況について
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2020年01月~現在継続中
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- 取組内容
- コロナ禍においても全職員が安全で健康に働き続けることができる様、産業保健スタッフが濃厚接触職員及び陽性職員発生時に対象者の体調管理やストレスチェック、復帰前の面談を実施するなど病院一丸となって支援している。
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- 取組に対する成果
- 自宅待機及び療養中の生活上の注意点や日々の体調確認を保健師が行うことで、心身両面の健康を保持することができた。復帰前のPCR検査や産業医面談を通して、院内感染予防にもつなげることができ、病院機能の維持につながった。また必要に応じ心理士等のフォロー面談を実施するなどして安心な職場復帰へとつなげることができた。
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- 工夫したところ
- 産業保健スタッフが、所属長及び感染管理室・病院幹部と連携を密にし対応した。
職員の健康管理についてフローを作成しイントラネット上に掲載することで、体調の変化があった場合など全ての職員が共通の流れで迅速に対応できる様にした。
運動機会の促進
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- 期間
- 2018年06月~現在継続中
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- 取組内容
- ・リハビリテーション室の既存機器を利用した院内フィットネスを開設
・ウォーキングイベントの開催
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- 取組に対する成果
- 現状よりも運動の機会や歩数を増やすことにより健康増進を図り、日常生活の中に健康を意識する習慣を作れた。
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- 工夫したところ
- ウォーキングイベントでは、2021年度はあいち健康プラスのアプリを取り入れた。アプリにより現段階のランキングがわかり、職員のモチベーションに繋がった。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2014年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・新規採用者への公認心理士による面談
・メンタルヘルス不調による休業者への復職支援(休業~復帰後6か月間)
・コロナ対応する職員へのメンタル不調未然防止のケア
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- 取組に対する成果
- ・メンタル不調に陥る前の未然防止への介入、休業後の継続的な支援ができている。
・コロナ対応する職員の状況に合わせて、ストレスチェックや面談を実施することで、タイムリーなメンタル不調の未然防止、不調の早期発見につながった。
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- 工夫したところ
- 直接コロナ対応するスタッフへのメンタルケアについて、産業保健スタッフ(精神科医や公認心理士含む)で頻回に会議をしタイムリーな対応を心掛けた。
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・健診後なるべく早期に、健診結果通知と受診を推奨
・各診療科部長の助言を元に当院独自の受診勧奨基準値を設定し、保健師より個別に受診勧奨をおこない、結果を基に産業医による再就労判定を実施。
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- 取組に対する成果
- 疾病の早期発見・早期治療につながり、より健康な状態での就労へとつながっている。
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- 工夫したところ
- 受診勧奨に留まらず、受診結果を産業医が確認し就労判定を行った。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2015年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・専従の産業医及び保健師が中心となり職員の健康管理を実施。
・各種会議に積極的に参画し、専門的知見からの意見を述べる。
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- 取組に対する成果
- 産業保健スタッフの見解も反映された検討ができている。
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- 工夫したところ
- 専属の産業医・保健師を配置し、健康管理の充実等の体制を強化した。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2021年06月~現在継続中
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- 取組内容
- ・新規採用者看護師向けのつどいの広場を開催
・ウォーキングイベントの開催
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- 取組に対する成果
- ・新人どうしの顔合わせや意見交換の場となった。
・ウォーキングイベントでは、参加者同士で切磋琢磨する姿が見られた。
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- 工夫したところ
- コロナ禍で自粛生活が続く中でも感染対策を実施しながらできるコミュニケーションの在り方を検討し開催した。
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・メンタルヘルス不調者に対し、休業直後から復帰後半年間、産業保健スタッフによる復職支援を実施。また、身体疾患による休業者に対しても必要に応じ同様に支援。
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- 取組に対する成果
- ・職場にとっては大切な人材を欠くことが無く、本人にとっては就労継続することで治療の継続・心身両面及び社会的な安定につながっている。
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- 工夫したところ
- ・全ての職員が公平に制度を利用できるよう整備し、広報している。
・必要に応じて他職種で情報を共有し個別性のある支援を実施している。
保健指導の実施
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- 期間
- 2015年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・健保による特定保健指導対象者への保健指導受診推奨
・保健師による健診翌月の保健指導実施
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- 取組に対する成果
- 特定保健指導受診率が向上
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- 工夫したところ
- 特定保健指導対象者へ個別に電話にて受診を推奨した。健診時に産業医が対面で診察し、保健師が同席することで、健診時に保健指導の動機づけにつなげることができる。
禁煙対策
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- 期間
- 2018年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・敷地内全面禁煙
・禁煙外来設立
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- 取組に対する成果
- 職員の喫煙率の低下
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- 工夫したところ
- 健診時の喫煙者への受診推奨
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- ・抗体保有状況把握と各種ワクチンの接種推奨
・新型コロナウイルス感染対策及びコロナワクチンの接種
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- 取組に対する成果
- ・採用時に抗体保有状況を確認しワクチン接種を推奨する事で、高い基準値の中で安全に業務に遂行できると同時に患者への感染伝播を抑えることができ院内感染予防につながる。
・感染状況に合わせて感染対策を講じると共に、積極的にワクチン接種を実施した。
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- 工夫したところ
- ・コロナ対策に関しては最新かつ正しい情報を入手し、当院の状況に合わせた取り組み方に変換し、職員全員が共通認識を持って対応できるようにしている。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2016年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・直近2ヶ月平均の時間外が45時間以上の職員に対して、疲労度チェックの問診票を送付し、面談希望者に対しては産業医面談を実施
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- 取組に対する成果
- 直近2ヶ月平均の時間外を45時間以上にすることで、医師のみではなく事務やメディカルスタッフの長時間者への対応にもつながった。
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- 工夫したところ
- 問診結果で心身の不調のリスクが高い方には、時間外労働時間にかかわらず、保健師が直接面接指導を推奨した。
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2021年07月~現在継続中
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- 取組内容
- ・若年層への子宮頸がん検査受診率アップと健診への意識づけとして、生活習慣病予防健診の予約代行を実施。
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- 取組に対する成果
- 昨年度より受診希望率が10%上がった。
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- 工夫したところ
- ターゲットの年齢層を選出し個別に院内メールにて受診を推奨することで、受診希望率の向上につなげた。
他の企業等への健康経営の普及促進
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- 期間
- 2020年09月~現在継続中
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- 取組内容
- 愛知県健康づくり振興事業団主催の健康づくり指導者セミナー「企業コース」において、「医療機関における健康づくりの取り組み~コロナウイルス感染症に対するこころのケア~」について講演し情報を普及した。
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- 取組に対する成果
- 受講者からコロナ禍での職員対応や健康保持に関する具体的内容を学べたとの声が聞かれた。
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- 工夫したところ
- 最前線でコロナ対応を実施している当院の実態を、病院だけでなく企業でも実践可能なように言い換えるとともに具体案を提示することで、日々状況の変化するコロナ対応に迅速に対応できるよう講演した。