日本ガイシ健康保険組合
ニッポンガイシケンコウホケンクミアイ
- 1~30人
- 医療法人/サービス業
所在地 | 〒467-8530 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2-56 |
---|---|
社員数 | 24名 |
業種 | 医療法人/サービス業 |
- 業務内容
- 日本ガイシ健康保険組合は、日本ガイシ(株)・日本ガイシ労働組合・NSKで働く被保険者及びその家族が業務外のケガ、病気、出産、死亡した時に必要な医療や手当等を給付し生活の安定を図ります。また保険給付だけでなく、病気の予防や健康づくりの為の様々な保健事業を実施します。
健康経営に関する
自社のセールスポイント
〈日本ガイシ健康保険組合健康宣言〉
日本ガイシ健康保険組合は、加入者の健康増進はもとより、従業員の安全と健康を経営の基盤と捉えて、活き活きと働くことのできる職場環境と健康風土づくりを行い、従業員一人ひとりが自らの健康維持増進に努められるよう積極的に取り組みます。
・人に優しい、働きやすい職場環境の提供
・経営者、従業員とその家族を含めた健康風土づくり
・早期発見と重症化予防
・心の健康への支援
・2020~2024年度「健康経営優良法人ブライト500」に認定
すべて開く閉じる
取組状況について
受診勧奨の取組
-
- 期間
- 2000年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- 一般健診再検査・要精密検査・要治療者に対し、法定健診項目の受診勧奨については受診するまで、がん検診項目の受診勧奨は2回まで受診勧奨実施。
・診療所にて行う再検査、治療は勤務時間内実施。
・がん精密検査費用は健保が補助。
-
- 取組に対する成果
- ・法定健診の再検査受診率 100%(休職者以外全員)受診
・がん検査受診率、肺100%、胃61.2%、大腸81.8%、前立腺97.5%、乳腺60.5%、子宮頸がん48.9%
・がん精密検査受診率、肺100%、胃90.7%、大腸73%、前立腺70.3%、乳腺90.9%
-
- 工夫したところ
- ・法定健診の再検査受診に関し、受診するまで上司経由にて受診勧奨実施
・がん精密検査対象者に対し、最初に個別に手紙で受診勧奨を実施。未受診者に対し電話にて2回目の受診勧奨を行う事により受診率向上を図った。
・がん精密検査費の補助。
・がん講演会による意識改革。
保健指導の実施
-
- 期間
- 2008年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- 特定保健指導実施率の向上。
・被保険者に対し、所属長を通して特定保健指導を通知し、不参加者に対し受診勧奨を行っている。
・被扶養者に対し、健康診断時に特定保健指導該当者及び該当の可能性のある人まで拡大し、初回面談を実施している。
-
- 取組に対する成果
- ・被保険者特定保健指導実施率88.8%。
なお、日本ガイシ側被扶養者に対しても健保は積極的に働きかけており、特定保健指導実施率83.0%達成。(2023年度)
-
- 工夫したところ
- ・2023年度より被保険者特定保健指導を隔年から毎年受診に変更。(メタボ対象者が減らない為)今までの特定保健指導4業者からRIZAPと夫婦での宿泊型特定保健指導を追加し、飽きないように工夫する。
女性の健康保持・増進に向けた取組
-
- 期間
- 2000年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・健診期間の拡大。(10→12か月)
・巡回レディース健診地域拡大。(45→47都道府県)
・健診の受診勧奨を年4回及び被保険者経由で実施。
・妊娠中の従業員に対する業務上の配慮。
・生理休暇等を取得しやすい環境の整備。
-
- 取組に対する成果
- 【2023年度実績】
・被保険者/特定健診受診率 96.6%
・被保険者/特定保健指導受診率 88.9%
・扶養者/特定健康診断受診率 69.5%。
・扶養者/特定保健指導実施率 83.0%。
・日本ガイシ健康診断・乳腺検診受診率60.5%
・日本ガイシ健康診断・子宮がん検診受診率 48.9%。
-
- 工夫したところ
- ・被保険者に対し、社内健康診断時に子宮がん検診も実施出来るようにした。
・被扶養者子宮がん検診を全額補助にし、受診率向上を図った。
・健診時に特保準該当者を含め初回面談実施し参加率向上を図っている。
・被扶養者健診時骨密度が測れるようにした。(日本ガイシ診療所受診者)
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
-
- 期間
- 2015年12月~現在継続中
-
- 取組内容
- 年に一度ストレスチェックを実施。
-
- 取組に対する成果
- 常勤者実施率100%。(目標)
-
- 工夫したところ
- 未提出者に対し、受検勧奨を実施。(義務ではない)
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
-
- 期間
- 2011年02月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・60時間を超える労働者に対し面談を実施し、仕事の負荷バランスを調整している。
・労働時間に関して以下の社内ルールを設定、運用している。
(1)1か月の時間外労働の上限を70時間以内とする。
(2)半期の時間外労働は300時間までとする。
(3)原則として連続7日を超えて勤務させない。
(4)休日出勤・深夜勤務の事前許可申請を徹底。
(5)深夜勤務を行う場合、原則10時間以上のインターバル時間を取得する。
-
- 取組に対する成果
- 1か月の時間外労働平均30時間以内。
-
- 工夫したところ
- ・年に2回以上、所属長に対し社内ルールの順守を要請するとともに、職場から申告のあった上限値の達成状況を確認することで、毎年意識付けを行っている。
・勤務管理システムから勤務時間上限超過前に警告表示させ、所属長による注意喚起及び負荷の平準化を行なっている。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
-
- 期間
- 2015年10月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・健康管理事業推進委員会の場で、健康保持・増進に関する施策を産業医・保健師を交え、会社側・労働組合側と2回/年検討実施している。
-
- 取組に対する成果
- ・健康増進講演会「がん早期発見の意義」を実施。(コロナの影響により中止)
・健康チャレンジ、ウォーキングキャンペーン、オンラインセミナー等を実施。
・若年者へのメタボ指導を実施。
・がん精密検査受診率向上施策を実施。
・特定保健指導実施率向上施策を実施。
-
- 工夫したところ
- ・保健事業、会社側と共同で実施し、参加率の向上を図っている。
・健康管理事業推進委員会の場にて、講演会のテーマ及び講演者を選定。
・各施策については、それぞれに合った案内方法、インセンティブ付与方法、仕組み作りを行い、可能であればシステム化により効率化を図っている。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
-
- 期間
- 2000年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・診療所業務、健保事務業務に関する外部機関主催の研修などへの出席を積極的に行っている。出席者は、テーマに合った担当者はもちろん、希望者も参加している。
・他の健保との交流会などを通じ、職員の業務知識の向上を図っている。
・健保内でも個人情報管理等各種の勉強会を実施している。
-
- 取組に対する成果
- ・法律、規定等の改定に関し、問題点注意項目を含め的確に学ぶことが出来た。
・OJT,OFFJTにより全員の教育の向上を図ることができた。
・他社の取り組み事例、手法を学ぶことができた。
・健保独自で個人情報管理等、各種勉強会を実施し、各人のレベルの向上、および全体の底上げを図ることができた。
-
- 工夫したところ
- 研修参加者は、研修レポート作成し情報の共有化を図っている。
適切な働き方の実現
-
- 期間
- 2013年01月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・週2日(水曜日、金曜日)のノー残業デー制定。(2013/01~)
・年次有給休暇の取得促進取組。年10日以上。(5年に一度リフレッシュ休暇有り)
・育児、介護休暇および短時間勤務、フレックス勤務制度の採用。
・従業員の労働時間適正化の為の派遣社員の増員を図った。
-
- 取組に対する成果
- ・週2日のノー残業デー制定により、制定前後で月あたり時間外労働時間が低減。
・過去5年以上、常勤者全員が6日以上の有給休暇を取得。
・育児、介護休暇を必要とする職員が休暇を取得しやすい環境の整備ができた。
-
- 工夫したところ
- ・ノー残業デーに巡回し、定時退社の意識付けを行っている。
・各職場の所属長に対し、有給休暇の取得状況を確認することで、毎年意識付けを行っている。
・自由に意見、希望が述べられる職場環境を整備することを心掛けている。
コミュニケーションの促進
-
- 期間
- 2000年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・毎週朝会実施。
・診療所との連絡会毎週実施。
・健保主催勉強会実施。
・健保連愛知主催健康ウォーク等各種イベントへの参加。
・コロナに関する規制緩和時には懇親会を開催。
-
- 取組に対する成果
- ・定例会時に、各自の問題点を共有し、全員で改善策を導き出した。
・個人情報管理等各種の勉強会を実施し、各人のレベル向上及び組織全体の底上げが出来た。
-
- 工夫したところ
- ・朝会等にて必ず、全員発言を行う。
・行事等実施する時、3事業所全員参加のできる日程調整をしている。
治療と仕事の両立支援
-
- 期間
- 2017年05月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・通勤時間・作業内容・通勤方法等の就業上必要な対応の策定。
・入院治療や通院のために、有給休暇とは別の積立休暇を活用。
・病気の治療と仕事の両立に向けた面談を実施。
・がん、心疾患など重大な疾病を治療中の従業員を対象に、短時間勤務や、週3日勤務制度を導入。
・相談窓口や、主治医と連携した上での両立プラン作成など、フォロー体制の充実。
-
- 取組に対する成果
- ・がん、心疾患など重大な疾病を治療中の従業員に対する施策の利用実績は無いものの、各種支援により治療と仕事の両立が可能な環境となっている。
-
- 工夫したところ
- ・制度面の拡充だけでなく、面談・相談窓口等のソフト面での支援策にも注力した。
食生活の改善
-
- 期間
- 2000年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・低カロリーの食事提供
・健康的・バランスの取れた食事を摂る啓蒙活動
・特定保健指導時に食生活指導を実施
・昼食時に本日食べた食事の摂取カロリー表示、栄養素バランスの提示
・会社の食堂にて朝食を提供
・栄養管理士による特定テーマ(例、乳酸菌)の効果についてのセミナーを実施
-
- 取組に対する成果
- ・上記の様々なアプローチを通じ、各自自主管理を行うようになった。
-
- 工夫したところ
- ・健康に配慮したヘルシーメニューを社員食堂で提供
・社員食堂のメニューにカロリー表示
・社員食堂で精算時に本日食べた摂取カロリー表示、塩分、栄養素バランスなどを表示
・自動販売機は、健康に配慮した飲料とした。
運動機会の促進
-
- 期間
- 2000年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・健康チャレンジキャンペーン―健康への意識向上・行動変容へのキッカケづくりを狙い、被保険者・被扶養者に毎日取り組む内容(体重、血圧、歩く量、ラジオ体操、階段使用等)を2つ宣言をさせたうえで、日々の達成状況を記録してもらい評価する。
・集合型保健事業ー体力測定、ウォーキング指導会を実施し、健保連愛知主催の健康ウォーキング(1回/年)に家族で参加する。
・新型コロナウイルスの影響で集合型保健事業は中止としたが、それに代わりWebでのオンラインフィットネスの発信とZOOMによるオンラインセミナーを実施している。
-
- 取組に対する成果
- ・健康チャレンジキャンペーン参加率16.9%
・オンラインフィットネス1回/月発信。497回視聴(。2025年2月末)
・オンラインセミナーーRIZAP228名参加、MIZUNO監修吉本興業による「ながら運動」58名参加。
-
- 工夫したところ
- ・インセンティブとして健康ポイント(リソルポイント)を付与。
・日本ガイシビデオニュース・社内報・ポスター、健保だよりで告知。
・Webでのオンラインフィットネス保健事業―海外駐在員・ご家族(被扶養者)の人も参加可能とした。また、休み時間もリフレッシュ出来るようにした。
禁煙対策
-
- 期間
- 2006年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・屋内全面禁煙化。
・禁煙デーを制定。
・卒煙キャンペーンとして、外来禁煙・オンライン禁煙・禁煙パッチ3施策を設け、費用の7割を健保が負担。卒煙成功時には、自己負担分の半分をインセンティブとして付与。
-
- 取組に対する成果
- ・喫煙率0%。
-
- 工夫したところ
- ・禁煙の重要性の指導。
・卒煙キャンペーンを実施。(補助及び成功者に報奨金付与)
従業員の感染症予防
-
- 期間
- 2000年09月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・診療所職員は診療所でインフルエンザ予防接種を無償で接種。
・一般組合員は、インフルエンザ予防接種の費用補助。(最大2500円/一人)
・新型コロナワクチン職域接種を健保診療所にて実施。
・新型コロナウイルス感染者の出勤を停止し、対象者に対し特別有給休暇を付与。
・全ての事業所で感染症予防環境の整備実施とテレワークの積極的採用。
-
- 取組に対する成果
- ・2019・2020・2021年診療所職員インフルエンザ等感染者無し。
・診療所職員新型コロナウイルス感染者無し。
・1・2回目接種対象者7,400名の内、接種希望者5,850名(接種率80%)、3回目接種者4,553名。日本ガイシ側でもクラスター発生を抑制し、事業継続に大きく貢献した。
-
- 工夫したところ
- ・新型コロナワクチン職域接種は、2021年5月末の経済産業省からの職域接種問合せに対応し、近隣の接種に先駆け2021年6月23日より接種開始した。
・発熱時の対応社内ルールを整備。
・感染症予防環境の整備。(非接触型体温計設置・食堂アクリル板設置・マスク配布・アルコール消毒液配備等)
長時間労働への対策
-
- 期間
- 2011年02月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・超過勤務時間が60時間を超えた労働者に対して、必要に応じ面談実施・業務負荷見直し・勤務時間の制限等の対策を実施している。
・労働時間に関して以下の社内ルールを設定、運用している。
①1か月の時間外労働の上限目標を60時間以内とする。
②半期の時間外労働は300時間までとする。
③原則として連続7日を超えて勤務させない。
④休日出勤・深夜勤務の事前許可申請の徹底。
⑤深夜勤務を行う場合、原則10時間以上のインターバル時間を取得する。(⑤のみ2019/05~実施)
・勤務管理システムとPC稼働時刻、入退場時刻を連携し、適正に労働時間を管理している。(2018/04~実施)
-
- 取組に対する成果
- ・超過勤務時間が60時間を超えた労働者無し。
・1か月の時間外労働平均30時間以内を達成。
-
- 工夫したところ
- ・各職場の所属長に対し社内ルールの順守を要請するとともに、職場から申告のあった上限値の達成状況を確認することで、毎年意識付けを行っている。
・勤務管理システムを活用し、所属長による社内ルール達成状況管理の工数削減を図った。
メンタルヘルス不調者への対応
-
- 期間
- 2016年10月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・メンタルヘルス不調者に対する相談窓口を設置
・ラインケアを通じて本人復調へのサポートを実施
・産業医との連携を通じ、本人復調へのサポートも実施
-
- 取組に対する成果
- 対象者は順調に復調し、かつての活躍ぶりを発揮しつつある。
-
- 工夫したところ
- 明るく、コミュニケーションし易い職場作りを行う。
他の企業等への健康経営の普及促進
-
- 期間
- 2016年10月~現在継続中
-
- 取組内容
- ・森村グループ健康保険組合(4組合)で定期的に情報交換会を実施し、成功事例等を紹介。また、問題事項の解決策を4組合で検討。
・日本ガイシ健康保険組合として日本ガイシ(株)に対し健康経営の普及促進に取り組んでいる。
*健康診断時がん検診の同時受診
*特定保健指導受診率向上の為に、宿泊型・基礎代謝測定の上の特定保健指導等色々な施策の実施
*運動イベントを多数立案し実施
-
- 取組に対する成果
- ・2019~2022年度日本ガイシ(株) 健康経営優良法人ホワイト500認定取得をサポート
・2020年度~2024年健保もブライト500(前身含む)の認定を連続して取得
・健保はがん対策推進企業アクションに指針パートナー企業として登録
・健保は愛知県健康経営推進企業登録を継続して取得
・健保は健保連あいちの健康チャレンジ事業所の認定を取得
-
- 工夫したところ
- ・経営者と一丸となって計画立案、実施、チェックを行っている。