シミズ工業株式会社
シミズコウギョウカブシキカイシャ
- 500~1000人
- 製造業/その他
所在地 | 〒448-8534 愛知県刈谷市一ツ木町茶煎坊下1 |
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URL | http://www.shimizu-industry.co.jp/ |
社員数 | 594名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- ・自動車用樹脂成形部品製造
・樹脂成形用金型の設計・製作
健康経営に関する
自社のセールスポイント
プレゼンティーイズムの低減こそ会社の生産性向上のポイントだと思い、まずは心身に疾病を抱えながら相談できない社員の改善から取り組みました。その為、心療内科の専門医と内科の専門医に産業医として定期訪問していただき、随時面談を行っていただきました。産業医から主治医に意見書を書いていただいたり、人事担当者が主治医と職場状況を共有したりと、社員にかかわる専門家の意識を合わせることにも苦心しました。また、問題のある社員の上司には都度病気の理解と部下への接し方を伝えたり、罹患者に対する同僚としての接し方セミナーを開催したりと、社員が安心して治療しながら働ける環境を構築するように努めました。
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取組状況について
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ①再検査が必要な方には、定期健診を受診した提携病院より直接本人に通知が届く。
②再検査の受診結果は定期的に会社に報告され、会社で状況を確認している。
③年度が替わった時点で、再検査を受診していない場合は、産業医面談による直接勧奨が入る。
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- 取組に対する成果
- 2018年度 再受診率29.1%
2019年度 再受診率70.6%
2020年度 再受診率48.5%
2021年度 再受診率38.9%
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- 工夫したところ
- 再受診率低下を受け、産業医に加えて産業保健師との契約を開始し、より多くの社員に受診勧奨を実施している。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2015年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ①会社目標として有休12日/年取得、残業上限目標の設定等を行い、毎月部門長へ報告。1年に一度、5日以上の連休取得を推奨。
②インターバル制度を設置し、実績を毎月部門長へ報告。(2019年~)
③ホットラインを複数設置し、気になる働き方をしたらすぐに相談できる窓口を常設。
④部署ごとの残業目標時間を設置し、毎月部門長へ報告。
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- 取組に対する成果
- (2018年実績)
有休:14日/年
残業:31.6H/月(現場含む)
(2019年実績)
有休:15日/年
残業:24.6H/月(現場含む)
(2020年実績)
有休:16日/年
残業:15.0H/月(現場含む)
(2021年実績)
有休:19.6日/年
残業:17.0H/月(現場含む)
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- 工夫したところ
- ・毎月の実績を経営会議で報告、ならびに部門長へ報告する形式にしている。
・目標値を超えた働き方をしている社員は個別に注意をし、上司責任のもの改善策を徹底している。
・ホットラインはメール・電話(外線・内線)など複数のチャンネルを準備している。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 心療内科専門の産業医に月1回訪問していただき、就業中、休職中の社員に対して面談を実施している。(対象は1か月以上精神疾患で休んだ社員)
復職する場合は、主治医→産業医→会社と3段階のステップを踏んで復職許可を出している。また復職後3か月間は、職場と人事のフォローのもと、復職計画表の通りに仕事での結果が出せているかを確認している。
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- 取組に対する成果
- 2017年度 休職者13名→復職者4名(再休職0名)
2018年度 休職者14名→復職者9名(再休職2名)
2019年度 休職者9名→復職者2名(再休職1名)
2020年度 休職者5名→復職者2名(再休職1名)
2021年度 休職者10名→復職者4名
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- 工夫したところ
- ①職場で少しでも異変があれば、すぐに人事課へ連絡を入れてもらえるように情報提供を密にとり、職場との連携を強めた。
②復職者のフォローを現場任せにしない。人事と職場で復職者を支える仕組みづくりを実施した。
③必要に応じて主治医とも話をして、より効率的な治療ができるように、主治医と産業医の両方のサポート体制を実現した。
④復職プログラムを作成し、一人ひとりに応じた服飾フォローを職場と合意しながら取り組んでいる。
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2019年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 毎年実施している健康保険組合との共同開催の「秋の健康づくり(有酸素運動の促進、食事改善、歯磨き)」にて、参加率を70%、達成率65%を目指している。
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- 取組に対する成果
- 2019年度:参加率68.9%、達成率62.6%
2020年度:参加率73.6%、達成率64.2%
2021年度:参加率72.9%、達成率64.9%
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- 工夫したところ
- ・健康新聞を創刊し、休憩室等での掲示により広報機会を拡大した。
・社内報での告知により広報機会を拡大した。
・安全衛生委員会での現状と目標の共有を通し、職場からの声掛けを依頼した。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2019年08月~現在継続中
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- 取組内容
- 産業医が安全衛生委員会に出席し、保健師は研修会で健康保持・増進について指導を行っている。
定期健康診断の結果から、主に成人病、その他重大な疾病の疑いのある方で且つ通院中でない人を『健康ハイリスク社員』と総称し、産業医による面談を行い、従業員の健康意識向上とプレゼンティーイズム低減を目指している。
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- 取組に対する成果
- 2019年度:健康ハイリスク対象者:49名、面談実施者:20名、通院勧奨者:12名、通院済み:5名
2020年度:健康ハイリスク対象者:30名、面談実施者:30名、通院勧奨者:20名、通院済み:15名
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- 工夫したところ
- ・産業医の先生の協力のもと、その場で紹介状の発行や病院への予約電話を行うようにしている。スピード感をもって、必要な治療を受けてもらえる体制を整えている。
・職場と連携をして、必要な治療が受けられるように休みや通院を行いやすい環境を整えている。
・通院勧奨した方には、産業医面談を行った1か月後にフォローメールで進捗を確認し、社員が適切な行動がとれるように対応している。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2020年07月~現在継続中
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- 取組内容
- ★ハラスメント研修(2020年5月~7月)
セクハラ法規制化に伴い、テキスト作成・研修企画・運営を実施。
対象は課長以上の管理職50名に対して実施。
理解度テストをWEBにて行い、修了書レベルまで何度もテストを受験してもらい、参加者の理解度のレベルアップを行った。
★メンタルヘルス研修(2020年7月~)
健保と協力して、臨床心理士の先生協力のもと、社内研修を企画・運営を実施。
対象は課長以上の管理職44名に対して実施。メンタルヘルス不調者の発見・対処方法を正しく学び、職場フォロー強化を狙った内容。
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- 取組に対する成果
- (2020年度)
・メンタルヘルス研修 44名受講
・ハラスメント研修 50名受講
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- 工夫したところ
- ・ハラスメントは境界判断が難しいので、その点を特に注力して法例を多数使い研修を構成した。
・コロナ対策として、ハラスメント研修の理解度評価をWEBで行った。
・メンタルヘルスは臨床心理士の先生の講義でありながら、健保のサービスの一環として無料で行えた。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2017年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 部門内のコミュニケーション促進のための活動費用として、半年に1回、会社から一人当たり2,000円の補助を行っている。
飲み会をや食事会などを開催することを目的としている。
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- 取組に対する成果
- 2017年 利用率:17.2%
2018年 利用率:40.9%
2019年 上期利用率:58.2%
2020年~2022年 コロナ禍のため利用禁止
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- 工夫したところ
- ①必ず役職者が主催する会に限定した。
②役職者は何度も出席する可能性があるので、役職者に関してのみ上限回数を取り払った。
保健指導の実施
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・特定保健指導については、積極的支援者(全員必須)、動機付支援者(一部)を保健師による指導で実施している。
・保健指導に従わない方に関しては、産業医面談を実施している。
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- 取組に対する成果
- 2019年:特定保健指導対象者→全員受診したが、1名指導に従わなかった。(産業医面談を実施したが、それでも従わなかった為、上司も交えて指導にあたり、病院に行かせた。)
2020年:特定保健指導対象者→全員受診。
2021年:特定保健指導対象者→全員受診。
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- 工夫したところ
- ・保健師の先生から指導に従わない人をピックアップしてもらっている。
・産業医による指導を実施している。
・時として職場の協力も得て、指導に従うように対応している。
食生活の改善
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- 期間
- 2016年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 食堂のメニュー改善
①ヘルシーメニューと称して毎週水曜日に栄養士による低カロリー高栄養素のメニューを提供している。
②野菜(831)を取ろう!と毎月8日に310g以上の野菜を採れるメニューを提供している。
③ラーメン提供場ではラーメンのスープのカロリーを提示し、半分は残すように促している。
④健康保険組合と協力をして、毎年9月~11月の3カ月間で秋の健康づくりキャンペーンを実施し、その中に食生活の改善も項目の1つとなっている。全社員実施を義務付けている。
⑤食堂のドレッシングは低カロリーのものも提供している。
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- 取組に対する成果
- 具体的な成果としては出てきていないが、社員の健康に対する意識は変わったように思う。
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- 工夫したところ
- ・食堂の理解・協力を得るために、何度も打ち合わせを繰り返して会社の姿勢を理解してもらった。
・初年度は決まったメニューだけだったが、時を経てヘルシーメニューの種類を増やした。
運動機会の促進
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- ①2年に1回、会社運動会を実施
②特定保健指導対象者に、スポーツジム利用券の配布
③毎年秋(9月~11月)に健保主催の健康づくりキャンペーンを全社必須参加として取り組んでいる。
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- 取組に対する成果
- ・実績を測定していないため、把握できていない。
・2020年度はコロナ禍のため、①②③すべて中止。
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- 工夫したところ
- ①会社運動会は、家族も参加可能にして、家族も含めて体を動かす機会の拡大を図っている。
②秋の健康づくりキャンペーンでは社内にオリジナルポスターを掲示し、社員の認知拡大に努めている。
禁煙対策
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- 期間
- 2015年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ①職場内完全分煙の実現
②社内売店でのたばこ販売禁止
③喫煙時間の限定(休憩時間のみ)
④喫煙場所の椅子排除(居心地の良くない環境づくり)
⑤健保主催の禁煙キャンペーンを社内でも取り上げ、参加を募集
⑥喫煙所削減
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- 取組に対する成果
- 2019年度:禁煙キャンペーン参加者→2名
2020年度:0名
2021年度:1名
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- 工夫したところ
- 喫煙所を1か所削減した。
2025年度までに屋内喫煙所2か所を廃止予定。
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2020年04月~現在継続中
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- 取組内容
- リモートワークの活用推進
コロナに対しては、従業員(派遣社員含む)全員に検温を義務付け、37.0度以上あれば即日休み、3日以上発熱が続くようであれば、保健所への連絡を行い、適切な対応を行うように指導している。
同時に接触者の確認、職場の消毒を行い、感染拡大を防止する対策をとっている。
国の感染対策を基に、予防対策、待期期間変更など迅速に対応している。
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- 取組に対する成果
- 感染者が出てもいずれもクラスターは発生せず、同じ職場内での感染も起こっていない。
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- 工夫したところ
- 感染予防対策の情報をタイムリーに発信している。
ワクチン接種の特別休暇付与を実施している。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- ①部署ごとの残業上限目標時間を設定し、毎月部門長へ報告。
②インターバル制度を設定し、実績を毎月部門長へ報告。(2019年~)
③ホットラインを複数設置し、気になる働き方をしたらすぐに相談できる窓口を常設。
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- 取組に対する成果
- (2018年実績)
残業:31.6H/月(現場含む)
(2019年実績)
残業:24.6H/月(現場含む)
(2020年実績)
残業:15.0H/月(現場含む)
(2021年実績)
残業:17.0H/月(現場含む)
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- 工夫したところ
- ・毎月の実績を経営会議で報告、ならびに部門長へ報告する形式にしている。
・目標値を超えた働き方をしている社員は個別に注意をし、上司責任のもと改善策を徹底する。
・ホットラインはメール・電話(外線・内線)など複数のチャンネルを準備している。
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2020年08月~現在継続中
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- 取組内容
- 社員向け「健康ガイドブック」を創刊。
そのガイドブックの中で、女性特有の疾病についての項目を設け、検査や病気の特徴など詳細に掲載をし、広く告知をしている。