株式会社 FTS
カ)エフティエス
- 1001人以上
- 製造業/その他
所在地 | 〒471-8510 愛知県豊田市鴻ノ巣町2丁目26番地 |
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URL | http://www.fts-com.co.jp/ |
社員数 | 1426名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 燃料タンクおよび燃料タンク周辺部品・エンジン部品・ハイブリッド部品の開発・設計・製造ならびに販売、鋼板の加工・販売
健康経営に関する
自社のセールスポイント
㈱FTSは、社員の健康増進を経営課題の一つとして捉え、『健康経営』に取り組んでいます。社員が心身ともに健康で生き生きと働ける職場の実現を目指し、健康施策の充実に向け諸活動を推進しています。健康第一の企業風土の醸成を行い、「健康経営」の取り組みスローガンである「元気な会社、元気な社員、元気な家族」の実現に向け、健康経営活動を『3本の柱』で推進しています。
1.職場主体の全員参加活動
職場における全員参加活動として、「健康リーダー」 を中心に一人ひとりが前向きに健康意識を高めるための活動を展開しています。職場がひとつにまとまって活動を推進していくことで、職場の活性化にもつなげています。
2.職場環境整備
健康で生き生きと働ける元気な職場風土づくりをめざして、職場環境整備を行っています。
3.社員一人ひとりの状態に合わせたきめ細かいケア
有所見者対象の個別活動として、職場上司と専門スタッフが連携し、有所見者本人が本気になって取り組む活動を推進しています。
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取組状況について
保健指導の実施
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 社員の健康状態を把握するとともに、有所見者判定となった社員に対し保健師が徹底指導を行っています。
「身体の健康づくり」 に向けた肥満防止対策を重点取り組みとして行っており、生活習慣病ハイリスク者(健康診断結果に基づくBMI25以上)に対し「保健指導」を実施し、肥満からの脱却に向けた取り組みを行っています。「InBody」を活用した体成分分析結果と健康診断結果を基に、きめ細かな保健指導を実施する中で半年間で「BMI 1ポイント低減」を目標に取り組んでいます。また、早期治療に向けて専門医にもつなげています。
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- 取組に対する成果
- 2020年度は、40歳以上の保健指導対象者169名のうち初回面談実施者は160名(実施率94.7%)、保健指導終了者は157名(終了率92.9%)、21名が「BMI 1ポイント以上の低減」に成功(達成率12.4%)、41名の方がBMI25未満を達成(達成率24.3%)しました。
2021年度は、保健指導対象者166名のうち初回面談実施者は159名(実施率95.8%)、保健指導修了者は2022年8月末時点で138名です。
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- 工夫したところ
- 一人での取り組みでは挫折してしまうことを憂慮し、職場上司に活動をサポートしてもらう体制を整えました。(職場コミュニケーションの向上にも期待)
手軽に楽しく取り組むことができるように、スマホアプリを活用しました。
活動前後での体成分分析を行い、成果の見える化ができるようにしました。
運動機会の促進
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 1.ウォーキングイベント『チャレンジ健歩』
スマホアプリを活用して1日平均8,000歩以上歩くことを目標とした「個人競技イベント」「グループ対抗イベント」を4ヶ月にわたり開催しています。「個人競技」では、1ヶ月実績が平均8,000歩以上の方を対象に抽選で賞品を贈呈しています。「グループ対抗」では、年間を通して健康づくりに取り組んだ優秀職場表彰のための評価項目として活用しています。
2.生活習慣改善活動『スマイル チャレンジ7』
健康意識を高め生活習慣改善、健全な身体づくりにつなげるための7項目(運動習慣、食事改善、歯磨き、歯のケア、朝食喫食、睡眠、体重管理)の取り組みを3ヶ月継続で実施しています。その取り組み項目の一つである「運動習慣」では毎日こまめに運動、週末にまとめて運動など、生活スタイルに合わせて各人が運動目標を設定して実施しています。1週間単位での個人の取り組み状況、各職場の目標達成状況を評価し、結果を全社展開しています。
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- 取組に対する成果
- 一人ひとりが健康づくりの諸施策を実践し、健康習慣改善・運動習慣改善のきっかけづくりになっています。
また、一人ひとりのヘルスリテラシーの向上にもつながっています。
職場内で日々実施状況の確認等を行うことで、職場のコミュニケーション向上にもつながっています。
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- 工夫したところ
- 毎月の取り組み結果(全社ならびにグループ毎の取り組み状況)を発表、安全衛生委員会を通じて全社展開し、職場の一体感・活動の活性化に向けた働き掛けを実施しています。
デジタルサイネージ等を活用し、職場への取り組み結果・活動の活性化への働き掛け等の情報共有に努めています。
1日当たり平均8,000歩を達成した方のうちで抽選で賞品を贈呈し、活動継続への励みにしてもらっています。
禁煙対策
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 2019年度より「煙の無いFTS」づくりとして「受動喫煙防止促進のための職場環境対策」と「健康障害リスク低減のための禁煙サポート『脱タバコ!作戦』」に取り組んでいます。
2年間で段階的に喫煙所の削減、喫煙機会の減少(禁煙デーの増加) に取り組みました。
また『脱タバコ︕作戦』の推進では、職場上司を『脱タバコ』の見届け人とし、本人との連名で『脱タバコ』達成に向けた誓約書を提出してもらい、一体となって取り組みを推進しています。
「禁煙外来・オンライン禁煙プログラムの受診費用全額補助」 や 「禁煙補助薬購入費用補助」による『脱タバコ』に向けた支援も行っています。
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- 取組に対する成果
- 2021年4月1日から全面禁煙を実施しています。(禁煙対象エリア=敷地内、敷地周辺、駐車場(車内含む)、業務用車両内、訪問先企業)
2021年度は、64名が『脱タバコ』に成功し、喫煙率は26.4%(対前年比2.9%減)となり、「煙の無いFTS」づくりの取り組みが結果に結び付き始めました。
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- 工夫したところ
- 会社方針を基に3ヶ年計画の内容を明確にして、それに沿った活動を展開することで、従業員の取り組みへの意識向上につなげてきました。
部門長あてに、部門毎の喫煙者リストの配布、各部門での『脱タバコ』目標を設定・展開し、禁煙への働き掛けを実施しています。
禁煙外来費用全額補助・禁煙補助薬購入費半額補助で『脱タバコ』をしやすい環境づくりを行っています。
喫煙所・駐車場・工場周辺の巡視活動を実施し、喫煙ルール遵守・禁煙への働き掛けを行っています。
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2017年02月~現在継続中
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- 取組内容
- 受診勧奨が必要な有所見者に「受診勧奨要請書」と「主治医からの精密検査所見」を配布し、二次健診の受診勧奨を行い、受診結果のフォローを行っています。提出期限超過の未提出者には、産業保健スタッフより状況確認と受診勧奨を実施しています。
ご家族(被扶養者)の方にも年に一度は健康診断を受診していただくように、健保組合と協同し健康診断の受診勧奨を行うとともに、健康診断の予約代行や費用補助など、ご家族の健康づくり支援を行っています。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
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- 期間
- 2016年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 50人未満の一部事業場も含め、全ての事業場において全社員対象でストレスチェックを実施しています。2022年度よりWebでの受検に切り替えています。
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 会社方針の重点方策・具体的実施項目として毎期目標・計画を掲げ、重点実施事項の一つとして全社展開しています。「健康経営」においては全員参加による健康維持・増進活動の推進、「労務管理・行動倫理の徹底」については労働時間の管理強化を指針とし具体的な取り組みを全社展開しています。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2016年05月~現在継続中
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- 取組内容
- 健康保持・増進に関する方針・一具体的取り組み内容の立案・検討を、保健師業務の主業務の一つとして取り組んでいます。
会社方針策定においても、保健師の意見も反映するように事前検討を行い、具体的施策への反映を行っています。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2014年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 健康経営に関わる「こころと身体の健康」について、新入社員導入教育ならびに階層別教育で実施しています。「メンタルヘルス教育」は、管理職を対象に年1回外部産業医を招いて実施しています。
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- 工夫したところ
- 教育テーマは、トレンドに応じ産業医と毎年検討の上決定しています。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 勤務対応ルールの徹底、年休取得促進に向けた取り組み等、ワークライフバランスの実現に向けた取り組みを進めています。管理者を含め長時間労働の是正、適切な労働時間管理に向けた各種取り組みを行っています。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 全社で午後の始業時にコミュニケーションを取るための時間(=コミュニケーションタイム)を設定し、風通しの良い職場づくりにつなげています。各職場に「ESリーダー」を設置し、職場の課題把握と改善に向け、全社横断的な活動を展開しています。上司・部下間で「キャリアデザイン シート」を基に将来設計について話し合い、意識の共有化を図っています。
職場内に共有スペース(コミュニケーションスペース)を設置し、コーヒーブレイク・打ち合わせ等がし易い環境づくりも行っています。
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 治療中の従業員について、本人・職場上司・産業保健スタッフが連携し、両立支援策を個別で検討しています。主治医へ就業内容の情報提供を行い、就業に関する注意点・治療内容のヒアリングを実施しています。産業医と連携し、就業上での配慮内容を検討・確認しています。また職場上司とも連携し、主治医・産業医からの指摘・指示事項の共有を図っています。
食生活の改善
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 健康づくり・生活習慣改善活動の1つとして、食事習慣の改善に取り組んでいます。食生活改善目標を個別に設定して達成状況を管理し、取り組みグループ単位の目標達成状況を安全衛生委員会で報告し、デジタルサイネージを活用して全社展開をしています。
また、保健指導による食事習慣改善のサポートも行っています。
栄養バランスを考えた一食600㎉以下を目指したヘルシーメニューの提供や、不足しがちな野菜をより多く摂取してもらうための工夫をし、健康づくりに大切な食事について社員食堂でもサポートしています。
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2017年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 社員が感染しないよう予防・対策をすることで、感染症のまん延防止に取り組んでいます。特に新型コロナウイルス感染症対策については、基本的な感染対策の徹底(出社前検温、毎朝の健康状態確認、こまめな手洗い・手指消毒等の励行、不織布マスク着用による咳エチケット遵守、部屋の換気等)、感染者発生時の対応マニュアルの展開、在宅勤務対応や出張制限を行なうとともに、新型コロナウイルスワクチンの接種体制も整え、社員対象の接種を実施しています。
また、職場や食堂に感染予防対策パネルを設置し、座席間の間隔を開けるなどソーシャルディスタンスを保つことのできる職場環境も構築しています。
季節性インフルエンザ対策についても、感染予防徹底の啓発、社内での予防接種の実施、発熱時の対応の徹底など、まん延防止に努めています。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 長時間労働者に対するストレスチェック、産業医面談等の対応基準を厳格にし、それを基に実行しています。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2014年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 長期休業をされた方が円滑に復職できるよう、保健師・産業カウンセラーと職場上司が連携し、職場復帰のサポートをしています。また、高ストレス者には保健師・産業カウンセラーによるメンタルヘルス不調発症予防、早期ケアができる個人面談を実施しています。
職場にはストレスチェックによる集団分析結果をフィードバックし、職場が主体的に職場環境改善に取り組み、職場の活性化につなげるなど、社員のこころの健康づくりをサポートしています。
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 『女性特有の健康課題』に対する職場での理解度向上のため、まず管理監督者に十分理解を深めてもらい、女性従業員が安心して仕事に従事できる風土づくり、職場環境整備の推進を働き掛ける研修を実施しています。
他の企業等への健康経営の普及促進
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- 期間
- 2022年06月~現在継続中
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- 取組内容
- サプライチェーンの取引先の皆様と連携し、健康経営の取り組み・健康増進施策の推進に関する情報提供などを取引先との会議の中で実施しています。
サプライチェーン全体の発展、SDGsで求められている社会的責任も果たせるよう、取引先の皆様とのコミュニケーションを充実させ、情報交換・課題共有をする中で連携強化・共存共栄を進めています。