日鉄物流名古屋株式会社
ニッテツブツリュウナゴヤカブシキガイシャ
- 500~1000人
- 製造業/その他
所在地 | 〒476-0015 愛知県東海市東海町5-3 名古屋製鉄所構内 |
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社員数 | 511名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 日本製鉄㈱名古屋製鉄所において、製鉄原料の運搬から鉄鋼製品の出荷に至るまでの製鉄所構内の物流全般(原料輸送・鉄道輸送・製品輸送・倉庫作業・港湾管理・岸壁作業)及び、構外トラック輸送を行っている。
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取組状況について
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2017年09月~現在継続中
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- 取組内容
- ・生活習慣病予防の企画実施(糖尿病予防教育、目指せ1トン!減量プロジェクト等)
【目指せ1トン!減量プロジェクト】
肥満率が高く年々有所見者が増加しており、肥満の影響を知らない方が多く「好きな時に好きな物を食べたい」
等健康に無関心の方が多かった。運転操作が主のため体を動かす機会が少なく、肥満者の更なる増加や様々な疾患者の増加が懸念された。
目指したのは取組みやすい目標であること、また内臓脂肪型肥満は3~5%の減量で生活習慣病のリスクを低減できることから1人2kgの減量を目標とし×500人=1トンで「目指せ1トン!減量プロジェクト」と命名し減量に取り組んでいる。
その他、産業医によるメンタルヘルス研修と、熱中症予防教育の企画をしている。
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- 取組に対する成果
- まだ目標の1トンの減量には到達できてはいないが、アンケートでは「生活習慣を改善するきっかけになった」「健康に関する知識を身につけることができた」との声が多く聞かれ、食事面では「野菜を食べるようになった」「腹八分目」「野菜から食べる」方が増え、運動面では「こまめに歩く」「週に1回運動する」方が増え、少しずつ意識付けができているのではないかと感じている。
以上から2018度は健康意識の向上ができたため、今後もプロジェクトを継続していく。2019年度は歩いてポイントを貯めて飲料と交換できる自販機を導入し、2020年度からは、各課対抗ウォーキングイベントを開催している。
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- 工夫したところ
- 常に健康を意識する環境を作るために、定期的にイベントや情報発信を行っている。また、参加意欲を高めるためにイベント時には賞品や参加賞を用意している。
運動機会の促進
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・目指せ1トン!減量プロジェクトにて運動機会の提供(ソフトバレーボール大会、駅伝練習、運動セミナー、ウォーキングイベント等)
・東海市保健センターより保健師や運動指導士に来ていただき運動セミナーの開催(個人の健康状態にあわせた運動メニューの紹介等)
・健保による健康チャレンジキャンペーンへの参加
・市内の運動施設やイベントの紹介
・健保によるジム利用の補助
・始業前の体操
・ボウリング大会
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- 取組に対する成果
- ウォーキングイベントの参加率 : 2020年度 55% 2021年度 80%
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2019年03月~現在継続中
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- 取組内容
- ・全社員向け女性活躍セミナー
弊社は女性が少なく、今後女性の採用を増やす予定である。そのため、女性が働きやすい、また周りの男性も働きやすいよう、女性の体やライフステージにおけるホルモンバランスの変化、女性特有の悩み等を知ってもらい、女性のサポートに役立ててもらうようセミナーとハンドブックの作成を行った。
・女性向け 女性のための健康セミナー(含む協力会社)
女性自身がいきいきと長く働いてもらうために、自身に起こる心身状態の変化や対処方法などを学んでいる。
・健保、会社による婦人科検診(子宮がん検診、乳がん検診)の全額費用負担
・出産休暇、育児休暇、子の看護休暇、生理休暇等の休暇制度の整備
・今後のダイバーシティ化も踏まえ、女性が気軽に悩みを相談できる環境づくりとして女性産業医と契約
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・一般健康診断、特殊健康診断の受診勧奨は100%行っている。
社衛生健康の重要管理項目としており、毎週の課長会議等で各課の受診率を組織として確認しPDCAを回している
・一般健康診断後に要精密検査に該当した人には受診勧奨用紙を配布(受診率100%)
・所属長にも受診勧奨対象者を連絡し、職場でのフォローも実施
・受診勧奨用紙を配布された者は福祉休暇で受診可能
・健診結果分析による健康管理
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- 取組に対する成果
- 2017年より受診率100%。
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- 工夫したところ
- 期限までに提出されない人には上司を通して再度受診勧奨をしている。また、必要に応じて面談を実施し、受診を促している。
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・安全衛生活動方針を策定・実施し、年度末に評価をし、次年度計画に反映(健康診断の受診と事後措置、健康増進企画、メンタルヘルス対策、職場環境の整備、長時間労働者の健康管理等)
・勤怠管理の更なる強化(パソコンのログオン・ログオフでの時間管理)
・有休取得率の確認
・RPAの導入の検討
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- 取組に対する成果
- 現在長時間労働者はなく、5日/年の年次有給休暇は100%取得している。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・超過勤務削減
・年次有給休暇の取得促進(5日/年取得に向けた対応)
・フレックスタイム制度
・半日単位の有給休暇取得制度
・福祉休暇制度
・リフレッシュ休暇制度(一定期間勤めた者)
・業務の効率化(会議30分以内キャンペーン、ペーパーレス化、無線化)
・勤怠のパソコンによるログオン・ログオフでの時間管理
・テレワークの導入
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- 取組に対する成果
- テレワークの導入により、業務の効率化が図れた。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・健康イベント実施による他部署との交流やコミュニケーションの促進
・各種イベントの実施(ソフトバレーボール大会、ボウリング大会、駅伝大会、暑気払い等)
・事業主との作業長対話、工長対話
・各課忘年会にレクレーション費用の負担
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- 工夫したところ
- ・独身寮に食事・ドリンク類の提供もできる談話室を作り、社員が誰でも気軽に対話のできる環境を整備した。各課の対話等でも活用している。
保健指導の実施
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・健診結果にて脳・心疾患発症リスクが高い人や生活習慣病予備群、就業上の配慮が必要と判断された人について産業医や保健師による保健指導を実施している。
・保健師による要管理者の継続的フォロー
・委託先医療機関にて特定保健指導(実施率100%)
・ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチ両面からの支援
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- 取組に対する成果
- 生活習慣の改善をして、減量やデータ改善に取り組む従業員が増えた。
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- 工夫したところ
- 保健指導=怒られると認識している方が多いため、重い空気にならないよう笑顔も交えながら実施し、保健師から情報を与えるだけでなく、なぜこのようになってしまったのか、今後どのようにしていくのがよいかを自身で考えてもらうようにしている。
なお、面談では対象者の方が周囲を気にせず話ができるよう、保健指導室を設けるなど環境作りに努めている。
食生活の改善
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・健診後の保健指導
・市の保健センターから保健師や管理栄養士に来ていただき食事セミナーを実施
・イベント時の配布ドリンクは特保飲料
・ソフトバレーボール大会で昼食を用意した際はカロリー表示を実施
・健診後の保健指導や生活習慣病予防の情報発信
・熱中症予防における水やお茶+塩分での水分塩分補給の推進
・健保による健康チャレンジキャンペーンへの参加
・ベジチェック測定の企画実施(自身の野菜摂取量を確認し、野菜摂取を増やしてもらう)
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- 取組に対する成果
- 健康チャレンジの参加率 : 2020年 90%以上
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- 工夫したところ
- 外部の講師を依頼したことで、社保健師が実施するより新鮮な気持ちで聞くことができた。
話を聞いているだけでは飽きてしまうため、自身の食生活の振り返りアンケートや味覚検査などを取り入れた。
禁煙対策
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- 期間
- 2019年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・受動喫煙防止のため、建屋内喫煙所は建屋外へ移設
・受動喫煙防止のため、喫煙所と事務所や休憩所が一緒になっていた場所については、休憩所を新設する等分煙実施
・禁煙希望のあった人には禁煙外来を紹介
・世界禁煙デーにあわせて、タバコの害や受動喫煙等について保健師より情報発信
・喫煙所にタバコの害等のポスター掲示
・2020年4月より業務車両全面禁煙化推進中
・40歳・50歳時に定期健康診断にて肺機能検査実施(コロナ流行後、中止中)
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・インフルエンザ予防接種の費用補助(¥2,000)
・インフルエンザ予防について、ポスターの掲示や保健師からの情報発信
・各事務所・詰所にアルコール手指消毒やマスク、空間除菌、湿度計、加湿器の設置
・感染者の拡大防止のため、感染者の把握
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- 取組に対する成果
- ・費用補助をしたことで、インフルエンザ予防接種希望者が1.5倍に増えた。
・新型コロナウイルス感染症のクラスターは出ていない。
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- 工夫したところ
- ・予防接種日をインフルエンザ流行前の10月末~11月に設定し、その前に各課課長を通して全員に周知した。
・交代職場での感染拡大防止の対応として、感染者の把握と所属班への的確な注意喚起を実施している。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・勤怠のパソコンによるログオン・ログオフでの時間管理
・フレックスタイム制度
・時間外労働をする場合には、事前に上司へ申告
・1か月健康管理80時間超過者には、疲労蓄積度チェックリストを記入してもらい、保健師面談を実施し、必要時には産業医面談を実施している。
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- 取組に対する成果
- 長時間労働者が減少した。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2016年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・相談窓口の設置(保健師)
・所属長や産業医、保健師との面談
・対応マニュアルによる対応の統一化
・休職中は月に1回上司が本人と連絡を取り状況を確認
・復職の際には、生活記録表を1か月つけ、それを踏まえ産業医面談を実施している。その後、社内関係者による職場復帰委員会を開催し、復職の可否や配慮内容等を決定している。
・復職後は定期的な産業医面談、保健師面談
・産業医によるメンタルヘルス研修
・ストレスチェック実施(実施率100%)と集団分析
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- 取組に対する成果
- 2021年度は、2人復職した。