東海東京証券株式会社
トウカイトウキョウショウケンカブシキカイシャ
- 1001人以上
- 製造業/その他
所在地 | 〒450-6212 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目7番1号 |
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URL | http://www.tokaitokyo.co.jp/ |
社員数 | 2210名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 金融商品取引業
健康経営に関する
自社のセールスポイント
2019年4月1日、当社グループは、社員一人ひとりの健康維持を経営の重要なテーマの一つと位置づけ、身体的、精神的、社会的に良好な状態を保つ環境構築に向けて取り組むべくウェルビーイング宣言を制定いたしました。また、CHO(Chief Health Officer:健康経営最高責任者)および健康経営推進協議会を新設し、アスリート社員(2012 年 近代五種競技ロンドン五輪日本代表)をウェルビーイング大使に任命いたしました。社員が心身ともに健康な状態を維持し、パフォーマンスやモチベーションの向上につながるための健康保持・増進に向けた各種施策の取り組みに努めています。
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取組状況について
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2016年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ①社員による勤務時間外の自主的なクラブに対し補助金を支給している。共通の趣味や運動を通して交流を深め、わくわくしながら健康づくりをしていくことを目的とし、グループ全体の社員交流、コミュニケーションの促進を図っている。
②感謝の気持ちを贈りあうUniposを導入し、部署をまたいで業務の円滑化とコミュニケーション促進を図っている。
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- 取組に対する成果
- ①クラブ活動について、コロナ禍においては屋外で実施するもののみ活動可としている。例:ランナーズクラブは「医療従事者バーチャルラン」を開催。
②Uniposについては全体の73%の社員がログインし、30%の社員が実際にメッセージを送りあった(※2021年度)。アンケートを実施したところ、「仕事のモチベーションが上がる」「感謝されることよりも、自分の課員や所属している部の外で感謝の輪が広がるのを見ていると、楽しいしうれしい」などの声が寄せらている。
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- 工夫したところ
- ①社内ポータル上に専用サイトを設定し、既存のクラブや活動情報を検索できるのと同時に、新規クラブの申込みが誰でもできる環境を整備している。
②Unipos活用について、さらなる普及・浸透を図るべく、印象と感想を問うアンケートを実施し、結果を社内イントラネットに公表している。
保健指導の実施
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- 期間
- 2019年09月~現在継続中
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- 取組内容
- ・保健師が健診結果を確認し、介入の優先度の高い社員をピックアップし、産業医へ報告している。就労区分や措置について意見を聴取している。
・社員の勤務地が全国にあり、社員全員もしくは有所見者全員への保健指導は実施困難であることから、対象の抽出においては、BMI値や生活習慣病に関わる血液検査項目にて早期介入の優先度の高い者を抽出し、対面・TV会議・メール・電話にて保健指導を実施している。
・医療受診が必要ない程度だが血圧がやや高い者に対しては、保健師が社内の血圧計の活用や血圧測定記録の提出を促し、メール・電話にて継続的なフォローを実施している。
・就労制限者に対しては、保健師が治療状況や通院時の採血結果を定期的に確認し、産業医へ適宜報告している。就労制限の継続・緩和・解除についてタイムリーに対応している。
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- 取組に対する成果
- ・次年度の健診結果や再検査受診率にて評価していく予定である。
・就労制限者に対しては、こまめに治療状況を確認することで、病状悪化を防ぐことができ、タイムリーに就労の安全性を評価しながら就労上の措置を出すことができた。
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- 工夫したところ
- ・産業医と保健師とで作成した「判定基準」を活用することで、より迅速に就労区分を判定し、保健指導や再検査受診勧奨に繋げるフローを確立した。
・産業医報告前に、保健師が事前に健診結果を確認することで、介入の優先度の高い社員を早期に産業医に繋げることができ、効率的に健康支援を行うようにした。
運動機会の促進
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- 期間
- 2019年07月~現在継続中
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- 取組内容
- ①ウェルビーイング通信にて、事務所内でも気軽に取り組めるストレッチやエクササイズを紙面にて紹介している。
②2020年秋から、アスリート社員による運動エクササイズ動画の配信を開始し、1分から3分程度で行うことができる簡単なストレッチ等を社内イントラネットにて紹介している。
③生活習慣病予防、運動不足解消を目的として、全役社員を対象としてウォーキングイベントを開催している。
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- 取組に対する成果
- ①業務の合間や休憩時間の気分転換に繋がっている。特に在宅勤務下における運動不足解消に役立っている。
②肩こり解消、腰痛予防等20以上のテーマを用意し、定期的に配信してる。身体づくりのプロからの配信を楽しみにしているとの声が寄せられている。
③イベント参加を通じて、体重が減った、運動習慣が身に付いた、睡眠の質が上がった等「健康意識の改善」のきっかけとなっている。
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- 工夫したところ
- ①社員が親しみやすく身近に感じられるテーマを選ぶといった工夫をしている。ワンポイントアドバイスは、気軽かつ簡単に実施できるコツが記載されており、取り組みやすいと好評である。
②オフィスにいる社員も在宅勤務中の社員も手軽に実践できるように、社内イントラ内に一覧として掲示している。いつでも、どこでもリフレッシュできる環境づくりをしている。
③2022年10月開催のイベントについては、経営陣との歩数競争というゲーム要素を取り入れることで参加者が増加。共通の話題として、コミュニケーション活性化にも繋がっている。
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2018年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・定期健康診断については、年度末までに全社員が受診できるよう、未受診者に対しては積極的に受診勧奨を行っている。
・再検査対象者へ一斉メールと手紙にて再検査の受診勧奨を実施している。加えて保健師が再検査者のデータを確認し、受診完了者の結果をタイムリーに確認している。特に再検査受診の優先度が高い者には、早期に本人へ電話をし、受診勧奨の案内を実施している。
・再検査受診状況の確認を保健師が実施している。
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- 取組に対する成果
- ・定期健康診断受診率は100%である。
・保健師が電話にて再検査を呼びかけることで、「健康診断結果をよく見ていなかったが、受診した方が良いことがわかりました」「わかりました、受診します」といった反応があり、直接受診の必要性を伝えることが健康意識の向上に繋がっている。
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- 工夫したところ
- ・2019年度に保健師を採用し、再検査者の健診データ確認や再検査受診の優先度が高い者への早期対応ができる体制を構築した。
・管理職対象研修、衛生委員会等で健康診断の100%受診を啓蒙している。
・保健師が直接電話やメールで連絡を取り、受診に対するアドバイス(検査内容や受診する科など)をすることで、再検査を早期に受診するように促している。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
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- 期間
- 2016年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・50名未満の事業所を含む全社員を対象とし、可能な限り多くの社員がストレスチェックを受検するよう、周知啓発、受検推奨に力を入れている。
・委託業者による分析報告会を開催し、CHO(Chief Health Officer:健康経営最高責任者)、人事部門長、管理職が参加し、後日経営層に対し結果と課題を報告している。分析結果を活用した職場環境改善の施策を立案、改善活動を実施している。
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- 取組に対する成果
- ・社員のストレスチェックに対する意識醸成を図ることができ、2021年度の受検率は97.7%であった。
・ストレスチェック分析結果に基づいた職場環境改善のための施策として、管理職向けのハラスメント研修を実施したことで、ハラスメントに対する知識と意識の向上へ結び付いた。
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- 工夫したところ
- ・ストレスチェックの結果については、各部門、各部の分析を行い、部門ごとに異なる環境下において、状況に即した改善活動に取り組みができるよう工夫をしている。
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2022年08月~現在継続中
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- 取組内容
- ・長時間労働になりがちな社員へ、人事担当役員が業務量や部署内の業務推進についてヒアリングを行い、部署の人員配置の改善に取り組んでいる。
・従業員の長時間労働是正に向けて、パソコンの起動時間により労働時間を管理するシステムの導入や、建物の入退室時間を管理している。
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- 取組に対する成果
- これまで社員がシステム上で自己申告した時間による労働時間の管理を行っていたが、パソコンの起動時間や建物への入退室時間も併せて管理することにより、より正確な従業員の労働時間を管理することができるようになったことで、長時間労働の改善につながった。
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- 工夫したところ
- 時間の管理だけでなく、長時間労働者の業務量の把握や、適切な人員配置が行われているかヒアリングを行うことで、本質的な長時間労働の改善につながるような取り組みを行っている。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2019年07月~現在継続中
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- 取組内容
- ・産業医訪問時に、産業医の意見を伺い、その意見を反映させながら健康経営に関わる取組(健診事後措置、保健指導、職場巡視、社内通信発信など)を実施している。
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- 取組に対する成果
- 健康診断結果で、就労制限をかけるレベルの社員の人数が減少傾向にある。
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- 工夫したところ
- ・社内通信に産業医のコメントを入れることで、社員にとって産業保健スタッフがより身近な存在となり、相談しやすい環境を整備した。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2019年07月~現在継続中
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- 取組内容
- 2019年度、元アスリート社員(2012 年 近代五種競技ロンドン五輪日本代表)をウェルビーイング大使に任命した。更に、専任保健師を採用した。この2名を中心とし、社員の健康意識の醸成を目的とした各教育を企画し、実施している。
・ウェルビーイング通信にて、運動、栄養、健康管理の情報を提供し、社員の健康教育に取り組んでいる。
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- 取組に対する成果
- ・社員に身近に感じてもらえるよう、短時間で読める健康情報の配信を継続に行っている。その結果、健康に関する知識を習得し、意識を高める事ができている。役社員から、イベント開催の要望や配信希望があり、今後も多くの教育機会の場を提供していく予定である。
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- 工夫したところ
- ・ウェルビーイング通信の主な執筆はウェルビーイング大使が行っており、選手時代に培った身体のプロとしての知識が豊富で、マインド系「メンタルトレーニング」「リフレッシュ呼吸法」、コンディショニング系「姿勢矯正でメタボ改善!」「簡単運動で体すっきり」、栄養指導といった、様々な教育、情報を配信している。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2010年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・自己申告制度を年に2回実施している。職場環境やコミュニケーション、労務管理、家族を含めた健康状態、異動希望の調査を実施している。上司を介さず、直接人事へ働き方についての希望を伝える事ができる機会を設けている。また、自己申告制度内にて人事との面談希望の有無をヒアリングし、希望者に対し、100%人事面談を実施している。
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- 取組に対する成果
- ・自己申告制度については、人事で把握した情報をもとに、職場環境の改善、人事異動の調整などに活用し、各社員の適切な働き方に結び付けている。
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- 工夫したところ
- ・自己申告制度の調査項目については、毎回見直しを行い、調査内容の充実を図っている。
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・8大疾病による復職者の短時間勤務や時差出勤を可能とする治療と仕事の両立制度を2019年度に導入した。
・職場復帰後の社員に対するフォロー体制の強化を図り、職場復帰1ヶ月後に保健師による体調確認、保健指導を実施している。
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- 取組に対する成果
- ・2019年度から復職者に対する復帰後のフォローの強化を図っており、保健師が個別に体調を確認し、必要に応じ産業医面談を調整しているため、傷病休暇者が仕事を継続できる復職後のフォロー体制強化を図ることができた。
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- 工夫したところ
- ・復職者の状況に応じた必要な措置等を行うため、保健師を採用した。
食生活の改善
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- 期間
- 2019年07月~現在継続中
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- 取組内容
- ①ウェルビーイング通信にて、定期的にバランスの良い食事のレシピ等の情報を配信している。
②産業医、アスリート社員と連携し、ウォーキングイベント期間中に「健康豆知識」をアプリ内にて配信している。
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- 取組に対する成果
- ①食事のレシピに関する配信についてはアクセス数が特に多く、健康的な食事に対しての関心の高さが伺える。
②「運動」と「食」という観点から新たな施策として実施し、ただ歩くだけではなく、知識の獲得、学びがあるイベントにレベルアップできた。
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- 工夫したところ
- 特に、産業医、アスリート社員等専門家による「健康豆知識」の配信について、産業医からは、「つくり置きスープのレシピ」、「運動と肩凝り解消法について」等、アスリート社員からは、「脂肪燃焼効果のあるウォーキングの仕方」、「タンパク質の摂り方」、「食事の際気を付けている事」等いずれも親しみやすく、かつ実践的な内容を配信するといった工夫をしている。
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2019年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・2019年度からインフルエンザ予防に関する情報発信(社内通信)や、インフルエンザ訪問予防接種(約80名の集団接種)、蔓延防止に向けて全事業所への体温計一斉配布を行っている。
・従来からインフルエンザの流行予防に向けて、インフルエンザ予防接種費用補助を行っている。
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- 取組に対する成果
- インフルエンザ予防に関する情報発信、集団予防接種について、社員からの関心も高いので、これからの流行シーズンにむけ、継続して取り組めている。
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- 工夫したところ
- インフルエンザ予防接種を受けるにあたってネックとなるのは、病院へ足を運ぶ時間や待ち時間、場合によっては予約が取れずに機会を逸することである。
提携している健診機関による訪問接種を利用し、社員が勤務時間内に受けることで、予防接種にかける時間を短縮し、流行前の予防接種を受けるのに適切な時期(11月初旬)の接種が実現した。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・一定の時間外を超過した場合、人事部よりメール、電話による労働時間適正化の指導を実施している。
・過重労働に該当する場合には、保健師による健診結果確認や電話による体調確認等、長時間労働者の健康管理を実施している。
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- 取組に対する成果
- 労働時間の適正化については、過去より継続して取り組んでいたが、健康管理の強化が課題であった。医師面接に加え、保健師による健康状態の確認をフローに導入することで、繰り返し発生する長時間労働者に関しては、継続的に健康状態の管理ができる運用を実現することに結び付いた。
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- 工夫したところ
- ・保健師が長時間労働者と直接コンタクトを取り、健康診断結果に基づく健康状態の確認をしている。血液検査の数値や通院状況などを把握し、懸念事項があれば、すぐに産業医に相談できる体制を構築した。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2019年07月~現在継続中
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- 取組内容
- ・メンタルヘルス不調者への対応として、未然防止と復職時の円滑な職場復帰に力をいれている。
・未然防止に関しては、保健師による健康相談窓口を設置し、メール、電話、対面で幅広い相談の受け入れ体制を整えている。また、健康相談会(産業医・保健師)を毎月開催し、社員が相談しやすい体制を整えている。
・復職時の職場復帰に関しては、保健師による生活リズム指導、産業医面談を実施し、再発未然防止のための丁寧な復職判断を行っている。また、復職1か月後に体調確認を実施し、職場復帰後の体調を継続的に確認している。
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- 取組に対する成果
- 保健師の入社に伴い、健康相談窓口を充実させ、社員からの健康相談が増加傾向にある。この機会の活用により、休暇取得に至る前に適切な通院・対応の提案が可能となった。
また、一定数の復職希望者は、復職できるまでの体力や、生活リズムの調整が不十分であるため、保健師による丁寧な復職指導を実施することで、復職者の焦りや不安を解消し、再発防止に役立てている。
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- 工夫したところ
- ・健康相談については、毎月1回、全社員へメールにて通知し広く周知する事で、相談の機会を逃さない工夫をしている。
・オンラインでも対応可とする工夫をしている。
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2019年09月~現在継続中
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- 取組内容
- ・毎月全社員向けに健康相談会の案内を配信し、その中で、女性特有の健康に関わる悩みについて、保健師が電話・メール・対面での相談等で対応している。
・ウェルビーイング通信において、女性向けの内容を配信している。
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- 取組に対する成果
- 女性向けの内容として、これまでに「基礎体温について」「肌荒れ・シミについて」「月経前症候群について」「知っておきたいダイエットと女性ホルモンの関係」「半身浴のすすめ」「月経トラブル・貧血」など多種多様なテーマにて配信を行うことで、女性の健康管理の充実化に寄与できている。
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- 工夫したところ
- 通信の中に「婦人科健診について」等検診を勧める内容のものも配信することで、健診の重要性を伝えた。
他の企業等への健康経営の普及促進
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- 期間
- 2022年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 令和4年度東京都スポーツ推進企業交流会において、健康経営についての基調講演を行った。同基調講演は、これから健康経営を行いたい中小企業向けに対する内容も含んでおり、支援に繋がった。
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- 取組に対する成果
- 基調講演においては、会場来場者、オンライン視聴者計300名に対し、当社の健康経営施策の取り組み、施策導入後の成果、企業メリット等について紹介した。来場者からは、「施策を実施する上で非常に参考になった」「工夫に至る経緯やノウハウを知ることができ真似てみたいとおもった」等の声が寄せらせた。
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- 工夫したところ
- 講演の中で、実際にアスリート社員動画を流し、短時間のエクササイズでもリフレッシュ効果があることをその場で実感してもらった。