愛鉄連健康保険組合
アイテツレンケンコウホケンクミアイ
- 31~100人
- 医療法人/サービス業
所在地 | 〒453-0804 愛知県名古屋市中村区黄金通1-18 |
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社員数 | 32名 |
業種 | 医療法人/サービス業 |
- 業務内容
- 愛鉄連健康保険組合は、厚生労働大臣の認可を受けて昭和48年5月に設立され、健康保険法に基づく業務を行う公法人です。 働く方が安心して暮らしていくには、健康であることはもとより、不測の事態に対処できる備えも必要で、この備えが健康保険です。業務外で起きた傷病をできるだけ早く取り除いたり、傷病による収入の喪失を補填したりすることによって、ふだんの生活から不安をなくし、明るい毎日が送れるようにすることを目的としています。そして、さらに病気にかからないための予防や、健康の保持増進を目的としたいろいろな事業も行っています。令和5年5月に設立50周年を迎えます。これからも、必要とされる健保として加入事業所支援に力を入れていきます。
健康経営に関する
自社のセールスポイント
保険者が作成した「健康白書」から健康課題を発見し、解決に向けた取り組みを実施しています。自ら取り組むことで徐々に職員、その家族へと「健康」への意識の高まりが浸透し、それが保険者としての健康保険組合の強みにつながり、加入事業所が「健康」になっていただければと考えています。『中小企業における従業員及び家族の健康を守る』を理念とする健康保険組合として職員の「健康」を守ります!
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取組状況について
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2013年12月~現在継続中
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- 取組内容
- 職員の健康状態の改善と重症化予防、ヘルスリテラシー向上のため、健診の結果「要再検査」、「要精密検査」、「要医療」判定者が確実に受診するよう受診勧奨の面談を行っています。
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- 取組に対する成果
- 受診の必要性への理解や健康意識が向上し、令和3年度の健診結果で対象となった職員の受診率は100%を達成しました。
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- 工夫したところ
- ・保険者とのコラボヘルスにより「要精密検査」、「要医療」判定者の受診状況を翌年度の健診まで追跡できており、担当者の負荷も最小限度で済んでいます。高リスク者には保健師や必要があれば医師との面談の仕組みもあり活用しています。
・自覚症状がないと放置しがちであるため、「経過観察」判定の者や若年者にも保健師や管理栄養士による面談を実施しています。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ワンフロアに全職員がいるものの、あまり交流のない職員がいます。また、上司と部下の風通しを良くし、コミュニケーションを取りやすい環境づくりのため、ポータルサイトのイベントであるウォーキングラリーに所属課・役職混合のチームで参加しコミュニケーションの活発化を図っています。
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- 取組に対する成果
- イベントでは、チームのランキングや個人成績も見ることができ、日々の歩数や歩くためにどんな工夫をしているのか等会話が増加しました。イベント終了後も継続されています。
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- 工夫したところ
- モチベーションアップのため、成績上位者にはプレゼントを進呈しています。
運動機会の促進
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- 期間
- 2018年05月~現在継続中
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- 取組内容
- ・活動量計(Fitbit)を提供し、日ごろの運動量を”見える化”することにより意識付けを行っています。
・ラジオ体操を習慣化しています。
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- 取組に対する成果
- 運動量が”見える”ことから、通勤時に一駅分歩いたり、ビル8階にある事務所まで階段を利用する、休憩時間に階段を1階から8階まで往復する等運動する者が増加しました。
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- 工夫したところ
- ラジオ体操では、役職員も全員参加しています。実施時間を始業時から午後3時に変更し、気分転換や、座りっぱなし解消にもつながるようにしました。見本動画を見ながら実施し、正しいフォームで行うことができるようにしました。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
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- 期間
- 2021年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ストレスチェックをし、集団分析を実施しています。
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- 取組に対する成果
- これまで感覚的に判断していた部分が数値化されて見えることは大きいと感じている反面、所属課ごと等小グループでの分析ができないことが課題と考えています。
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- 工夫したところ
- 小規模の事務所のため不安に感じ、ありのままの回答が出てこないことも考えられたため、実施に関する説明や事後フォローは保健師が行い、個人が特定されないことを前面に出して説明しています。
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 年度初めに、常務理事が事業所としての健康づくりに関する目標を定め、職員も各自の目標を定め、社内の共有ファイルにて全職員が見られる状態になっています。
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- 取組に対する成果
- 目標や実行についての干渉はしないことが暗黙のルールですが、毎年目標値が上積みされていたり、良いと感じた取り組みを真似したり、良い刺激になっていると思われます。
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- 工夫したところ
- 各自の目標に対しては、干渉しないことが暗黙の了解となっています。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2017年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 職員の健康課題の改善・解消に向けて保健師を交えてイベント企画等を実施しています。
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- 取組に対する成果
- 専門職目線での意見が大いに参考になり、保健指導対象者の抽出や対応の管理の精度が高くなりました。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2008年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 以前から外部機関主催の研修やセミナーに職員を参加させています。参加は内容に合わせた一部職員のみですが、受講後は他の職員にも資料を回覧等で伝達しています。
「健康経営」に関しては、育休者を除く全職員が「健康経営アドバイザー」の資格を取得しており、エキスパートアドバイザーも職員の半数が取得しています。自身と家族、加入者へ向けて「健康」を発信しています。
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- 取組に対する成果
- 意識や知識の向上に加え、研修やセミナーの内容を伝達するため、文章や口頭での表現力もつくという副産物がありました。
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- 工夫したところ
- 担当業務以外の内容の場合でも参加をし、新たな知識を吸収することで、改めて業務の重要性、必要性に気付くこともできるため広く参加者を募集しています。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2019年06月~現在継続中
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- 取組内容
- 時期や業務内容により残業時間に偏りがあるため、業務の見直しを行い適切な採用を行うことで偏在をなくすように努めています。また、時間単位で有給休暇の取得ができる制度を採用しています。
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- 取組に対する成果
- 組織体制の見直しや新規採用により、総残業時間は2021年同時期より66%減少しました。有給休暇取得日数も増加しました。
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- 工夫したところ
- 基本的なことではありますが、業務の平準化、情報共有を推進しています。
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2020年05月~現在継続中
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- 取組内容
- 両立支援コーディネーターの研修を受けた職員が対応しています。
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- 取組に対する成果
- 対象者はいませんが、万が一の際にも対応できる体制になっています。
保健指導の実施
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- 期間
- 2008年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 健診後のフォロー強化として、保健師による面談を実施しています。健診の目的や結果を放置した場合の影響等を理解することで、改善につなげることを目的としています。
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- 工夫したところ
- 健診結果の説明や相談などがしやすいよう外部と遮断された面談室を設置しています。
食生活の改善
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- 期間
- 2020年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 管理栄養士による食事、栄養相談がいつでも可能となっています。
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- 工夫したところ
- 自発的に相談する職員が少ないため、保健師より保健指導にプラスして栄養指導も行うようにしました。
禁煙対策
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- 期間
- 2010年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 受動喫煙防止の観点から、事務所内禁煙とし、社会環境の変化に伴いテナントとして入居するビルが建屋内禁煙→敷地内禁煙となりました。それに加えて、加入者の健康を守る健康保険組合という立場上、喫煙率を0%にすべく職員に協力を求め、現在は喫煙者はいません。
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- 取組に対する成果
- 喫煙者0人継続中です。
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2006年10月~現在継続中
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- 取組内容
- インフルエンザ罹患者を出勤停止にするために生じる業務停滞を抑制し、蔓延を防止するために、職員への予防接種費用補助を実施しています。事業所で集団接種することで接種を受けやすい環境も整えています。
新型コロナウイルス感染症対策は基本を徹底し、ワクチン接種日は特別休暇としています。
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- 取組に対する成果
- 希望者のみではあるが、ほとんどの職員が利用しています。
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- 工夫したところ
- アルバイト職員にも自己負担なしで接種を行っています。
事務所内にエアドッグを設置しました。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 時間外労働は申請制にしており、長時間になった場合は上席者を含め面談を実施しています。業務の偏りが解消できるよう態勢整備を行っています。
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- 取組に対する成果
- 残業時間が減少しました。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2019年07月~現在継続中
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- 取組内容
- 保健師や産業医による面談を実施しています。
匿名で24時間いつでも専門家に相談ができる窓口を設置し、周知を実施しています。
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2003年09月~現在継続中
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- 取組内容
- 定期健診には含まれない女性に多いのがん検診(乳がん・子宮がん)について個人宅へ案内を送付して受診を進めています。
2018年6月からは、女性専用休憩室を拡張し簡易ベッドにもなるソファを設置、空調も完備しており安心して利用できる環境を整備しています。
他の企業等への健康経営の普及促進
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- 期間
- 2019年02月~現在継続中
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- 取組内容
- 2019年から連続して「健康経営優良法人」の認定を受けています。名刺にロゴマークを記載、事務所入り口に認定証を掲示する等で来訪者や名刺交換した相手との会話のきっかけになり、健康経営の取り組みを勧めるため当組合の取り組みの紹介やPRをしています。
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- 取組に対する成果
- 医療保険者としてではなく、一事業所としての取り組みを同業の健保組合や取引先企業に発信し、知ってもらうことができました。
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- 工夫したところ
- 機会を逃さず説明ができるよう、職員には順次「健康経営アドバイザー」の認定を受け、自身の健康とともに「健康経営」の必要性も理解を深めています。