三井住友海上火災保険株式会社(中部総務部)
ミツイスミトモカイジョウカサイホケン(カ チュウブソウムブ
- 1001人以上
- 製造業/その他
所在地 | 〒460-8635 愛知県名古屋市中区錦1-2-1 |
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URL | https://www.ms-ins.com/ |
社員数 | 19878名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 1.損害保険業(保険引受、保険金支払、資産の運用)
2.他の保険会社の保険業に係る業務の代理または事務の代行
3.債務の保証
4.確定拠出年金の運営管理業務
5.自動車損害賠償保障事業委託業務
健康経営に関する
自社のセールスポイント
社員の安全と健康を確保し、社員が心身ともに健康でいきいきと働くことが、弊社の持続的成長と企業価値向上を支える経営基盤であると考えています。社員がいきいきと働けるよう、社員と家族の心身の健康の保持・増進と、安全に配慮した働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。また、多様な社員全員が成長し活躍することにより、社会との共通価値を創造しています。従来から、社員の心身の健康や安全に配慮した労働環境の確保等、健康の保持増進に向けて取り組んできました。引き続き、社員が健康でいきいきと働ける環境整備を行うとともに、社員の心身不調の未然防止等、各種施策を展開していきます。また、日常生活に活用できる情報・サービス提供等の取組を実施していきます。結果、経済産業省及び日本健康会議主催の「健康経営優良法人(ホワイト500)」に3年連続(2017年、2018年、2019年)認定されました。社員一人ひとりが、健康で、能力を最大限に発揮できるよう、「働き方改革」および「健康経営」の取組を一層強化していきます。
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取組状況について
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2016年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 次のテーマを中心に健康増進対策を行っています。①運動習慣の推進②健康な食生活の推進③十分な睡眠時間の確保の推進④受動喫煙防止対策と禁煙支援。受動喫煙防止対策と禁煙支援について、2020年4月の健康増進法改定に伴い、原則屋内禁煙とし、所定の要件を満たす「喫煙専用室」が設置されている場合に限り、指定の「喫煙専用室」内での喫煙が可能とするルールとしています。また、社員の健康の保持・増進を推進するための施策として、定期健康診断および特定保健指導の実施を行っています。
36協定と目標限度時間を定めており、深夜労働(午後10時以後午前5時以前)は禁止としています。以下、「適切な働き方の実現」に記入している内容にて、働き方改革の推進に努めています。
休暇を取得することは、社員の心身の健康確保や能力開発を促し、ひいては業務効率アップ・生産性向上につながると考えていることから、年次有給休暇取得率の目標を70%以上として休暇取得を励行しています。結果、2020年度の取得率は76.5%となりました。
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- 取組に対する成果
- <過重労働防止>
□深夜労働は発生していません。
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- 工夫したところ
- 社員一人ひとりが楽しみながら健康への関心を高め、健康増進や生活習慣改善に繋げられるよう「健康マイレージ」を実施しています。本取組はクイズや健康取組に参加し、取組項目ごとにポイントが付与され、ポイントを貯めていく企画です。貯めたポイントは、ストレス状態や歩数の測定、食事の記録、医療情報の確認など、毎日のココロとカラダの健康づくりをサポートできる当社無料アプリ「ココカラダイアリー」上で確認でき、ポイントに応じて景品の抽選へ応募できます。社員全員が健康の保持・増進に向けた行動変容につなげていきます。
禁煙対策
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 「喫煙習慣」は疾病の一つであると言われていることから、喫煙者への禁煙支援を行っています。2020年4月の健康増進法改定により、良好な職場環境づくりおよび、望まない受動喫煙を防止するため、「喫煙する場合は、決められた喫煙場所にて喫煙すること」「望まない受動喫煙を防止するために、周囲に配慮すること」「社有車内では運転中・停車中・駐車中を問わず禁煙とする」等の社内喫煙ルールを設けています。また、「タバコによる健康への影響」「禁煙外来に行こう」等、禁煙に関する情報をホームページに掲載、誰もが閲覧することを可能とし禁煙の呼びかけを行っています。健康保険組合と協力し、禁煙補助制度を設けています。株式会社キュア・アップと契約を結び、同社の禁煙プログラムを導入しました。専用アプリを使用し、6か月間の禁煙プログラムを実施、禁煙を達成した場合は「禁煙証明書」を発行、1万円を補助する制度を設けています。
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- 取組に対する成果
- 禁煙支援については現在取組中です。
加熱式タバコ、紙巻タバコとそれぞれ専用喫煙室を設置したことで受動喫煙のみならず、においが気にならなくなったとの意見をいただいております。
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- 工夫したところ
- 名古屋ビルでは加熱式タバコ、紙巻タバコとそれぞれ専用喫煙室を設置しています。2021年度より、喫煙室の紙巻タバコ専用室は二重扉にする等、喫煙場所から煙が漏れないよう徹底しています。
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2018年11月~現在継続中
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- 取組内容
- 新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐため、弊社では「新しい行動様式」を定めています。感染防止に関する情報や、感染した場合の状況別対応方法フロー等ホームページに掲載、感染防止の周知に努めています。
社員一人ひとりが、自身の健康状態を把握し、適切に行動することが重要なことから、日々の健康状態について特に留意すべき項目をパソコンの画面に表示する機能をリリースしました。その日の体調と照らし合わせて確認することにより、感染予防を徹底し適切な行動を心がけています。
また在宅勤務の実施に加えて、「班交代制勤務」を活用するなど確実に業務が継続できる体制づくりを進めています。
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- 取組に対する成果
- 在宅勤務により感染予防だけでなく、業務において「無駄・非効率の排除」「会議・報告の削減」「リモートワークの推進」等限られた時間で生産性高く働く意識が浸透し、ワークライフバランス推進に向けた環境づくりも行うことができています。
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- 工夫したところ
- 新型コロナウイルス感染症の予防対策として強く求められている「3密(密閉・密集・密接)」を回避するため、名古屋ビルでは次の対策を実施しました。①執務フロア内の空調温度設定の変更(空調冷房の設定温度28度→26度)、合わせてクールビズの推進やPCの省エネ対策(PCから出る熱は暑さ・不快の原因となるため)、②全フロア対応用大型回転式全熱交換器の設置や各フロア対応ユニット全熱交換器を増設する等ビル内の換気の実施、③エレベーターや喫煙ルームの人数制限、④オフィスクリーンの実施、⑤ニュースの配信、⑥サーキュレーターの設置。
また今年度も新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行も懸念されているため、インフルエンザ予防接種の案内を実施しました。(他と比較すると安価で摂取可能)
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- 社員の健康の保持・増進を推進するための施策として、定期健康診断を健康保険組合との共同事業として実施しています。
また将来(退職後)に亘る健康の自己管理を視野に入れ、医療機関への受診勧奨、精密検査・再検査の受検勧奨、保健指導、健康相談等の支援を実施します。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
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- 期間
- 2016年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 事業場の人数に関わらず、在籍社員全員にストレスチェックを実施しています。ストレスチェック制度は社員本人のストレスへの気づきとその対処の支援、及び職場環境の改善を通じてメンタルヘルス不調となることを未然に防止する一次予防を目的としています。
当社ではセルフケア・ラインケアを中心に、メンタルヘルス不調者の発生予防・早期復帰・再発防止に取り組んでおり、ストレスチェック制度もその一環です。また、法定対応の観点から通常のメンタルヘルス対応とは区別してストレスチェック制度を実施しています。
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- 取組に対する成果
- 社員本人のストレスへの気づきとその対処の支援、及び職場環境の改善を通じてメンタルヘルス不調となることを未然に防止できています。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2016年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 「健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定」に記載の通り、産業医・保健師と打ち合わせをしながらウォーキング企画やラジオ体操を企画しています。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- 当社では新入社員研修や新任課長研修のカリキュラムに健康経営にかかわる内容を盛り込み教育を行っています。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2016年10月~現在継続中
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- 取組内容
- <社員・職場の主な取組>
無駄・非効率の排除や、会議・報告を削減する等、慣例・慣習に捉われることなく、各種ツール(※1)を活用しながら、生産性向上に向けた取組を継続的に実施。
(※1)「業務棚卸シート」「仕事術100選」「退社時間宣言カード」「ベストプラクティス集」「仕事の段取り力」等
総労働時間の削減に向けて、多様な勤務制度(※2)を活用し、柔軟な働き方を実践。
(※2)営業部門では主に「モバイルワーク」、損サ部門は「シフト勤務」、全社的に「在宅勤務」を活用。
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- 取組に対する成果
- 上記取組等により、「遅くとも原則19時前」の退社時間ルールを実践し、総労働時間の削減を達成している。
全社的な働き方改革の取組により、在宅勤務実施が大幅に増加しました。
社員一人ひとりに、限られた時間で生産性高く働く意識が浸透し、ワークライフバランスの実感が向上しました。
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- 工夫したところ
- <主な就業環境の整備>
ペーパーレスの全社推進のために、シンクライアントMS1PCの配備や、全国300拠点へのWi-Fi設置、Web会議システムの改善等を実施。
引受申請および募集文書の申請・審査等のルールの見直しや、報告帳票の削減等に加え、損サ業務の各種規定・ルール等の簡素化を順次実施。
業務のさらなる効率化のため、ワンクリックツールの継続的な開発、RPAの試行実施。
IBM社のAI(人工知能)「ワトソン」を利用した「照会応答支援システム」を全店リリースしました。マニュアルやQ&A等を一括して検索できるシステムです。「探す」時間の短縮による生産性の向上と、回答の均質化による照会対応業務の品質向上を実現しました。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2014年07月~現在継続中
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- 取組内容
- コロナ禍においてコミュニケーション不足を感じる中、社員同士のコミュニケーションを活性化するために、ビジネスLINEやZOOM等を活用しています。
また、組織サーベイを実施し、職場メンバーの働きがいや状況を確認、多様な意見を出し合うことでチームとしての一体感を感じ、よい組織づくりを推進しています。
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- 職場復帰支援
メンタル関与疾患で休務した社員がスムーズに職場復帰を果たし、且つ、再発しないためには「職場復帰における支援策」が重要である。当社では再発防止のために次の対策を講じています。
<復帰前準備>
休務中の社員が快復してきて日常生活は普通に行えるようになったら、復帰準備に入ります。例えば自宅近くの図書館等で一定時間を過ごして机に向かう感覚を戻す訓練を行ったり、通勤電車に乗る訓練を行うこともあります。
<復帰判定>
職場復帰可能を判断するのは専属産業医です。その際、必要に応じて主治医の意見を聞くため、社員本人の同意を得て病状照会を行うこともあります。
<仮勤務制度>※休職に至っていた社員の場合は「仮復職制度」
職場復帰をよりソフトランディングさせるために行っている当社独自の制度です。具体的には、メンタル関与疾患で3ヶ月以上休務した社員が職場復帰した場合に適用され、復帰後の3ヶ月の間は勤務時間を10時~15時から開始し、徐々に通常勤務の時間に近づけて行くというものです。
保健指導の実施
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- 「受診勧奨の取組」に記載。
定期健康診断および特定保健指導の実施を行っています。定期健康診断の受診率は100%を達成しています。
食生活の改善
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 社員一人ひとりが楽しみながら健康への関心を高め、健康増進や生活習慣改善に繋げられるよう、健康増進取組全体を「MS健康マイレージ」と称し、実施しています。
1.毎月チャレンジ、2.月替わりチャレンジ、3.健康リテラシー向上チャレンジの健康取組に参加し、取組項目ごとに付与されるポイントを通年で貯めていく企画です。
貯めたポイントは当社アプリ・ココカラダイアリー上で確認でき、ポイントに応じて景品の抽選へ応募できます。
月替わりチャレンジの8月は「食習慣改善取組」を実施しています。
①節酒、②間食を控える、③朝食を食べる、④野菜を食べるの4つから、1つ取組目標を指定し、各取組とも「8割以上の実施」としています。
運動機会の促進
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 運動習慣の継続を支援するため、「MS健康マイレージ」の月替わりチャレンジにて、以下の取組を実施しています。
(1)7月・11月はラジオ体操(週1回以上のラジオ体操実施)
(2)10月は、当社アプリ・ココカラダイアリーを活用した、1日8000歩ウォーキング(1ヶ月間で平均8000歩以上達成)
(3)1月は、上記同様1日8000歩ウォーキング(2週間で平均8000歩以上達成)
貯めたポイントに応じて景品の抽選(豪華賞品が当たる)へ応募でき、社員一人ひとりが楽しみながら健康への関心を高められるような取組です。
動画(DVP)にて、オフィスで簡単にできる運動やストレッチを当社のトップアスリートが伝授しています。「足・腰編」、「肩・首編」、「座ったままできる編」があります。
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- 取組に対する成果
- ココカラダイアリーの登録者が2018年の3000人ほどから2022年1月時点で6253人となり、着実に社員の健康意識向上に繋がっています。
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- 工夫したところ
- ココカラダイアリーを活用した健康増進取組を推進しています。本アプリを利用することにより社員全員が気軽に参加でき、運動状態の見える化を行っています。また、ウォーキング企画では、任意チームによる対抗戦を行い、1ヶ月間の平均歩数を競い、ランキング上位のチームにはアプリ上で豪華景品が当たる抽選の応募に必要なポイントを付与することとしています。職場メンバーや同期など、社員同士のコミュニケーション向上につながっています。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2016年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 長時間勤務社員の産業医面接運営や、勤務実態把握ツールを利用して過重労働を事前に防止する仕組みづくりを行っています。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- 当社のメンタルヘルス対策は専属産業医の指導の下に、厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」を具体化させる方策を実施しています。
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ワーキングママ支援プログラム
以下2点を目的に実施しています。
①産育休・短時間勤務制度など出産・育児に関連した人事制度を理解する。
②産育休中の職場とのコミュニケーションや知識・スキルの維持・向上の重要性を理解することで、スムーズな職場復帰につなげる。
また上司向けにマニュアル「【上司向けハンドブック】女性のライフイベントと働き方を考える~結婚から子育てまで~」を作成し、教育をしている。
他の企業等への健康経営の普及促進
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- 期間
- 2017年03月~現在継続中
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- 取組内容
- 健康経営支援メニュー
当社では以下のような他社向け支援メニューを用意し、健康経営の普及促進を図っています。
(1)インターリスク総研による各種支援策
インターリスク総研では、企業の健康経営施策を支援するメニューをご用意しています。
(2)三井住友海上経営サポートセンターによる経営相談
経営に関する支援メニューの中に「健康経営アドバイス」があり、ご質問にお答えしています。出張・リモート面談・相談にも応じており、個別の本格的なご相談については、専門のコンサルタント(有償)をご紹介しております。