名鉄バス株式会社
メイテツバスカブシキガイシャ
- 1001人以上
- 製造業/その他
所在地 | 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-26-25 |
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URL | http://www.meitetsu-bus.co.jp/ |
社員数 | 1619名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 【旅客自動車運送事業】
〇一般路線バス事業:名鉄バスの基幹事業です。愛知県内の主要都市と岐阜県の一部に及ぶ広い地域をカバーしている路線網は、皆様の生活の足として活躍しています。
〇高速バス事業:名古屋(名鉄バスセンター)を主な起点として東北地方から九州に及ぶ主要都市・観光地を結んでいます。
〇空港アクセスバス事業:名古屋市内・藤が丘等の周辺都市から中部国際空港(セントレア)を結ぶバスアクセスとして、鉄道と連携して多くの方々にご利用いただいております。
〇契約輸送バス事業:名鉄グループの信頼感をベースに、多くの自治体のコミュニティーバスや企業・学校の送迎バス等を運行しています。
健康経営に関する
自社のセールスポイント
名鉄バスでは、一般乗合事業を基幹とし、「お客様満足・地域貢献・提案型経営」の3つの柱を経営方針と考え、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、安全輸送を最優先にした事業の運営を図ります。地域から愛される「信頼のトップブランド」を目指すには、従業員等への健康投資が将来的に企業の収益性を高めると考え、健康管理を経営的視点から戦略的に取り組んでいきます。
これにより、従業員の活力向上や生産性の向上で組織が活性化することで、結果的に業績向上や企業としての価値向上に繋がると考えます。
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取組状況について
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2004年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 40歳以上の従業員に対して5年ごとに人間ドックの受診費用を会社が補助しています。 さらにバス乗務員は人間ドックに脳ドックを付加しています。
また、健康診断結果において医療機関での受診を指示された者については、早急に受診を促し結果を書面で確認しています。
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- 取組に対する成果
- ・定期健康診断の受診率は100%です。また上記人間ドックの受診率も100%です。
・定期健康診断後の要精検の受診率は100%です。
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- 工夫したところ
- 精密検査の受診が滞っている場合には、産業医や保健師から受診勧告を行っています。
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2023年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 全営業所の休憩室に業務用精密体重計を設置し、健康管理ブースを整備しました。
測定した体重を各自のスマホから入力フォームに登録することで「体重測定の回数を見える化」する体重測定の習慣化キャンペーンを計画しました。
「勤務初日(バス運転士は4勤の初日、事務は毎週月曜日)に体重測定」をスローガンに定期的に体重を測ることを促しました。
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- 取組に対する成果
- キャンペーンの参加率は71%でした。
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- 工夫したところ
- チーム対抗でのインセンティブキャンペーンを実施することにより、お互いに声かけするなど職場の活性化にもつながりました。
保健指導の実施
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- 期間
- 2018年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)の治療が徹底できているかCPAP治療レポートを保健師が確認しています。
乗務前日のCPAP使用の確認とともに、CPAP治療レポートからCPAPの使用率・使用時間の確認をしています。
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- 取組に対する成果
- CPAP治療レポートの提出率は100%です。
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- 工夫したところ
- CPAPに関わる治療費を会社が補助しています。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
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- 期間
- 2016年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 従業員50人未満の事業場を含むすべての事業場においてストレスチェックを実施しています。
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- 取組に対する成果
- ストレスチェックの実施率は80%前後で推移しています。
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- 工夫したところ
- WEB受検としたことで、いつでもどこでも受検できるようにしました。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2004年10月~現在継続中
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- 取組内容
- もともと産業保健スタッフによる健康保持・増進の立案を行っていました。
バス乗務員は生活リズムが不規則であることや運動機会が少ないことなどから肥満者が増加しており、2023年度は特に肥満対策に力を入れています。
目標:R6年の肥満率35%とする(R3年の肥満率38%)
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- 取組に対する成果
- 今年度の定期健康診断で結果を確認します。
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- 工夫したところ
- 定期健康診断前に体重測定習慣化キャンペーンを実施しました。チーム対抗とし実施率によってインセンティブを支給しました。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・毎月、保健師による健康教育を実施していています。
・産業医による健康教育を年1回実施しています。
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- 取組に対する成果
- ヘルスリテラシーの向上につながりました。
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- 工夫したところ
- 旬な情報や乗務員に必要な情報を提供しています。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2019年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・フレックス勤務制度や誕生日休暇、積立休暇制度、リフレッシュ休暇制度を設けています。
・PCのログイン記録など入退社時刻を正確に記録するシステムを導入し、従業員の労働時間を把握しています。
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- 取組に対する成果
- 年次有給休暇の取得率は約90%です。
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- 工夫したところ
- 夏季・冬季に年次有給休暇の取得を促しました。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2016年08月~現在継続中
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- 取組内容
- ・従業員とその家族を対象に従業員感謝祭を実施し、従業員同士、家族のコミュニケーションの促進につなげています。
・健康増進、従業員同士の交流やコミュニケーションを図る目的として、業務外で行う活動に対してクラブ活動費の一部を補助しています。
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- 取組に対する成果
- 従業員感謝祭の参加者は1,382名でした(R4年度)。
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- 工夫したところ
- ・従業員感謝祭は、長期間にわたって実施することで、より多くの従業員及びその家族が参加しています。
・同じクラブ活動に所属する者の公休日を同じにするように工夫しています。
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2004年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 入院治療のために年次有給休暇とは別に傷病休業制度を設け、最長3年間傷病による休暇を取得でき、その間の休業補償を実施しています。
病気の治療と仕事の両立に向けて保健師や産業医が適宜面談を実施したり、相談窓口を設けています。
また、本人の状況に応じ、配置転換や就業制限を設ける等、就業上の配慮をしています。
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- 取組に対する成果
- 60名が傷病休業制度を利用しました(R4年度)。
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- 工夫したところ
- 所定の様式を使用し、主治医の意見を聴取しています。
食生活の改善
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・各事業所の食堂に定食のカロリー表示しています。
・従業員の生活に合わせた摂取カロリーや消費カロリーに関する卓上POPを作成し、食堂テーブルに設置しています。
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- 取組に対する成果
- カロリーを意識する従業員が増えています。
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- 工夫したところ
- 従業員が興味を示しやすいようイラストを使い、また手にとって見ることができるよう卓上POPを作成しました。
運動機会の促進
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- 期間
- 2004年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 運動機会の増進を目的とした同好会やサークル等の設置と活動費の補助を実施しています。
また年に数回、グループ会社含めスポーツイベント(野球、フットサル、駅伝等)を行っています。
スポーツクラブなどの利用補助がある他、事業場に運動器具などを設置し休憩時間に利用できるようにしています。
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- 取組に対する成果
- スポーツイベントの参加者数はのべ100名です(R4年度)。
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- 工夫したところ
- 事業場内に運動器具を設置し休憩時間に運動できるようにしています。
また、クラブ毎に公休日を合わせ活動しやすいようにしています。
禁煙対策
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・全事業場の完全分煙化を実施しました。
・禁煙外来(オンライン禁煙外来含む)にかかる自己負担の補助を実施しています(健康保険組合)。
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- 取組に対する成果
- 喫煙率が減少しました(R3年度 25.9% → R4年度 25.2%)。
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- 工夫したところ
- ポスター等を利用し、禁煙プログラムを周知しました。
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2019年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・全従業員に不織布マスクの配布
・各事業場へ消毒用アルコールの配布
・従業員及び扶養者に対し、インフルエンザ予防接種補助を実施(健康保険組合¥1,000、会社¥3,000)
・感染予防や手洗い励行などの情報提供
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- 取組に対する成果
- インフルエンザ予防接種率は35.3%でした(R4年度)。
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- 工夫したところ
- ポスター等を利用し、予防接種の補助について周知しました。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2004年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・単月の時間外労働が100時間を超えた場合は産業医による面接指導を行うこととしています。
・単月の時間外労働が80~100時間の場合は保健師が面接を行い、必要な場合は産業医の面接指導につなげています。
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- 取組に対する成果
- 適正な労働時間管理を徹底することで、上記の面接対象者はいません。
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- 工夫したところ
- 勤務システムで1ヶ月の時間外労働時間が80時間を超えないよう管理しています。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2004年10月~現在継続中
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- 取組内容
- 保健師による相談窓口を設置し、いつでも相談ができる体制を構築しています。
階層別の研修や安全衛生委員会等を利用し、メンタルヘルス教育を実施しています。
休職中より保健師が体調を確認するとともに主治医の意見を適宜確認しています。
所属長や人事労務、産業医が参加する復職支援プログラムを導入しています。復職後も再発予防のための産業医・保健師によるフォローを実施しています。
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- 取組に対する成果
- R3年度以降、復職後再発したケースはありません。
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- 工夫したところ
- ・指針に基づき、復職支援プログラムを策定しました。
・生活記録表の提出を復職の要件とし、誰が見ても復職できるかどうかを判断できるようにしました。
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2013年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・ヘルスリテラシー向上のため、月2回健康情報を配信しています、
・乳がん検診、子宮がん検診の費用補助制度があります(健康保険組合)。
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- 取組に対する成果
- 婦人科疾患の早期発見につながり、短期の治療・復職につながっています。
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- 工夫したところ
- 女性従業員全員に情報が届くように、メールや掲示等、発信方法を工夫しています。
他の企業等への健康経営の普及促進
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- 期間
- 2020年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 講師および取材の依頼があった場合は、当社で実践している健康経営について発表しています。
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- 取組に対する成果
- けんぽれんあいち取材(R4年5月発行)
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- 工夫したところ
- 具体例を提示するなどわかりやすい説明を心がけました。