株式会社中島製作所
カ)ナカシマセイサクショ
- 1~30人
- 製造業/その他
所在地 | 〒446-0005 愛知県安城市宇頭茶屋町南裏47-10 |
---|---|
URL | http://www.nakashima-ss.co.jp |
社員数 | 22名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 自動車や家電部品、通信端末など、私たちの生活に欠かせない電子製品製造で活躍する電子部品実装ロボット。中島製作所では、そのロボットを形作るパーツを多く製造しています。
電子製品の高性能化が進み、それらを作るロボットに求められる性能も複雑、高度化する中で、各パーツ製造においても今まで以上に高精度な技術が求められています。
私たち中島製作所は経験と技術を持って、高度化するクライアントのニーズに対応しています。
健康経営に関する
自社のセールスポイント
~社員が健康であるために~
我が社が健康経営に取り組むきっかけになったのは、社員は会社の財産である、社員の健康がもっとも重要である、という社長の考えや思いからです。健康経営に取り組み、社員ひとり一人が健康への意識が高まり、今では自発的に食生活の改善、運動への取り組みを行っております。あなたにずっと健康でいてほしいをキャッチコピーに全社員がいつまでも健康で働けるよう心身ともに元気で働けるようこれからも健康経営を推進していきます。
すべて開く閉じる
取組状況について
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 協会けんぽ・安城商工会議所・アクサ生命・東京海上日動より配布される健康案内や健康冊子を全社員に回覧し、食堂ホワイトボートに掲示。
また、重要な内容の情報については全社員へ配付。
健康経営推進委員メンバーが外部機関の講習会に参加。
幹部社員に対して年間2回健康についての社内講習会を実施。
健康経営推進委員メンバーにて毎月1回健康経営推進会議の実施。
毎年1名、健康経営アドバイザーの資格を取得。(目標)
-
- 取組に対する成果
- 健康について理解を示す社員が増え、社員同士が健康について語り合う機会が増えました。
健康経営について全社員から一定の理解が得られるようになりました。
2022年度は3名、健康経営アドバイザーの資格を取得しました。
-
- 工夫したところ
- 社員が疲れないよう、また嫌にならないよう、1回あたりの講習会を40分以内で終わる内容で実施しました。
健康経営について社員を説得するのではなく、理解し納得してもらえるよう推進しました。
適切な働き方の実現
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 毎月第4金曜日はノー残業デー。
ノー残業デー以外の曜日については、夜19:30には一斉消灯し、時間外労働時間の削減。
時間外労働および休日出勤に対する評価制度の導入。
評価はプラス評価のみとしマイナス評価は行わない。
健康手当増額の見直し。
毎年連続更新すると支給額が年数に応じて増える仕組。
支給額のみ設定変更。
-
- 取組に対する成果
- ノー残業デーについて目標を達成することができました。
現在は毎週金曜日がノー残業デーという実績です。
ノー残業デー以外の曜日は19:30には一斉消灯が出来ており、大幅な時間外労働削減になりました。
時間外労働削減社員や対象部署に評価を行う事で社員の士気が上がりましたが、定時時間内の生産性は2021年と比較するとほぼ横ばいでしたが、取り組み始めの頃からは向上しています。
-
- 工夫したところ
- 生産を平準化させるため、新規設備を導入しました。また在庫を積み増した事で得意先の急な要望に対応でき、時間外労働(残業時間)を減らすことができました。時間外労働や休日出勤に対する評価制度を設けたことで社員の意識が大きく変わりました。
時間外労働削減により社員の所得が減少しないような評価制度の導入、健康手当においては健康を維持できれば残業代の減収分を補い、年収アップにつながる内容に見直しを行いました。
運動機会の促進
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 当社員は運動する機会が圧倒的に少ないため、毎朝朝礼終了後、ラジオ体操を実施。
早朝ウォーキングの実施として、毎月第三水曜日朝6:30に集合し、1時間程度会社近隣の内外神社でキャッチボールやサッカー、ウォーキングを実施。
全社員が参加できる運動の機会を年間3回実施。
あいち健康プラスのアプリの周知および登録の呼びかけ。
アプリ目標を1日8000歩とし、達成者には毎月素敵なプレゼントを進呈。
また半年ごとに集計をとり、参加者全員に素敵なプレゼントを進呈。
-
- 取組に対する成果
- 朝礼終了後のラジオ体操を実施したことで、仕事時における事故やけがなどがなくなりました。運動することの大切さ、元気で健康であることの大切さを社員に理解してもらえるようになりました。
早朝ウォーキングは、仕事時間に影響がなく大変好評です。朝弱い社員には少々つらいところではありますが。
あいち健康プラスのアプリを導入したことで、運動しない社員が運動するようになり、アプリの実績をみて社員同士が競い合うようになりました。大変嬉しいことです。
2月にボウリング大会を実施、5月にリレーマラソン大会に参加、10月に名鉄ウォーキングに参加しました。
しかし、2022年度は目標である定期健診の再検査ならびに二次検査者数について、6名から8名へ増加してしまいました。
-
- 工夫したところ
- スポーツイベント、体を動かす企画などのチラシを社内回覧し、社員食堂にも掲示し周知しました。チラシなど部数に余裕がある場合は、全社員へ配付しました。
社員が参加しやすく、経済的負担にならないように、費用は全額会社で負担しました。
あいち健康プラスのアプリについて、毎月目標達成者にはBOXティッシュ5箱とQUOカードを進呈しています。社員が頑張れるよう、毎月の達成歩数でグレードアップする企画内容に変更しました。さらに半期ごとに集計を行い、経費がかからないよう、お客様から頂いたものを景品として参加者全員に配付しました。
受診勧奨の取組
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 対象者は就業時間内に、各自かかりつけの病院で再検査・精密検査を受診。
会社が定める実施期間内に受診できない場合は、所属長と相談して出勤日のなかで受診日を決定し業務部へ報告。
-
- 取組に対する成果
- 健康に対する意識が向上したものの、2022年10月時点では、再検査者が前回実績6名から8名に増加しました。二次検査の結果、「白衣高血圧症」と診断された社員が2名おり、これが増加の要因でした。
-
- 工夫したところ
- 会社の予定を優先するのではなく、社員の都合や予定を優先し受診できるよう配慮しました。
再検査・精密検査に要する時間は出勤認定としています。
再検査・精密検査を行った対象者は、医療機関受診報告書と領収書を添付し、業務部へ提出してもらうようにしています。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
-
- 期間
- 2019年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- メンタルヘルスチェックを年1回の実施。
-
- 取組に対する成果
- 2022年10月時点で、医師による面接指導を受ける社員はいませんでした。
-
- 工夫したところ
- 全社員の予定を事前に確認し、すべての社員が参加できる日時で開催しています。
全社員に対してストレスチェックを実施し、サポートが必要と考えられる社員には、メンタルヘルスケアサポート講習を受講させています。また、メンタルサポート部門を設立し、メンタルが不調な社員にいつでも対応できるように社内整備を行いました。
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 職場環境の改善を推進し、生産の平準化を図り有給休暇を取得しやすい環境を整備。
平均年間有給休暇取得率70%を目標とする。
全社員に特別休暇を年1日付与。
-
- 取組に対する成果
- 2022年10月時点で、平均年間有給休暇取得率は72.4%で目標を達成することができました。特別休暇については1日付与しました。
今回の取り組みで全社員が自分の時間が持て、心に余裕とゆとりができた影響なのか、突然の病気や体調不良で休む人がいなくなりました。
-
- 工夫したところ
- 社員も会社も無理なく進められる内容から着手しました。
コミュニケーションの促進
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 年1回の社員旅行の実施。
年2回の親睦会の実施。
毎朝、各所属長が全社員に声掛けを実施し、全社員および社員家族の体調確認を行いながら社員とのコミュニケーションを促進。
-
- 取組に対する成果
- 2019年か2022年は、新型コロナウイルスの影響で社員旅行を実施することができませんでした。
親睦会については、2022年6月17日に1回だけ実施することができました。
久しぶりに社員同士がコミュニケーションをとることができ、親睦を深めることができました。
毎朝、各所属長が全社員に声掛けを実施し、コミュニケーションを図ることで仕事を円滑にまわすことができています。
-
- 工夫したところ
- 親睦会については新型コロナウイルスの影響を配慮し、ソーシャルディスタンスが保てるようお店の方にご協力して頂き、80名の大広間に18名で開催しました。長テーブルを利用し、社員同士が会話しやすい環境づくりを行いました。
毎朝、各所属長が全社員に声掛けを実施し、部下が上司とコミュニケーションを取りやすい環境にしています。
治療と仕事の両立支援
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 社員の病気治療と仕事の両立支援に向けた取り組みを実施。
治療を要する社員の相談窓口を設置。
対象者には、刈谷地域産業保健センターの相談窓口の利用を推進。
毎年6月と12月に案内文を配付および朝礼で全社員へ周知。
-
- 取組に対する成果
- 2022年10月時点で利用者はゼロで、取り組みの成果はありませんでした。
-
- 工夫したところ
- 社員および社員の家族に状況を把握してもらえるように、案内文を給与明細書に同封しています。
保健指導の実施
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 特定保健指導の実施を促すため、指導時間の就業時間認定および特別休暇認定や指導のための場所の提供等の取り組みを実施。
-
- 取組に対する成果
- 2022年10月時点で、協会けんぽの保健師による保健指導の対象者は1名で、指導を実施しました。
-
- 工夫したところ
- 保健指導が受けやすいよう社員の指定する日時で実施しています。
社内の特別室(個室)で指導が受けられるよう配慮しました。
食生活の改善
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 社員の食生活の改善に向けた普及啓発などの取組として、食生活診断チェックボードを全社員へ配付。
カロリー表示案内文を全社員へ配付。
毎週月曜日と金曜日に、全社員へヤクルト1000を1本ずつ配付。
-
- 取組に対する成果
- 2022年10月時点で、メタボリックシンドローム該当者は居ませんでした。
-
- 工夫したところ
- 社員の目に付くところへカロリー表示版の掲示を行っています。
仕出し弁当の「ヘルシーメニュー」を推奨しています。
会社に設置してある自動販売機の飲料メニューの変更を実施しました。
コーヒーやカフェオーレなど糖分の多い品物から微糖やブラックへ入れ替えを行いました。糖分の多い炭酸飲料のメニューを減らし、野菜ジュースや果汁ジュースなどのメニューを増やしました。お茶は特定保健用食品の銘柄への入れ替えを行いました。
全社員の腸内環境を整えるため、週2回ヤクルト1000を配付しています。
禁煙対策
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 喫煙者が禁煙宣言を行い、1年間禁煙に成功すると現金10万円支給。
毎年1回、喫煙者に対して禁煙講習会を実施。
建物内および会社の隣地について全面禁煙。
-
- 取組に対する成果
- 2022年10月時点で、社員1名が禁煙に成功しました。
当社喫煙率は8.7%になりました。
-
- 工夫したところ
- 禁煙運動や喫煙に関するポスターを掲示しています。
たばこの害に関する情報紙を、定期的に給与明細書に同封しています。
健康経営推進委員メンバーにCOPD講習会を受講させ、その情報を社内に展開しています。喫煙者に対しては嫌にならぬよう30分の短い講習会を実施しました。
従業員の感染症予防
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 全社員にマスクを無償で支給し、マスク着用の推進運動を実施。
手洗い、うがいポスターを掲示。
感染症防止案内文を全社員へ配付。
出入口と受付、手洗い場にアルコール消毒液の設置。
出入口と各部屋ごとにクレベリンの設置。
無人検温器を設置し、出社時・退社時の2回体温測定を実施。
休憩時間(1日5回)ごとに換気を実施。
食堂および会議室ではソーシャルディスタンスを確保。
毎日、所属長が社員および社員家族の体調についてヒアリングを実施。
-
- 取組に対する成果
- 2022年は10月まで、風邪で休む社員はいませんでした。
-
- 工夫したところ
- ありとあらゆるところにポスターを掲示し、手洗い、うがいの徹底を実施しました。ウイルス、菌を持ちこませないよう未検温者ならびにマスク未着用者は入室禁止としました。
長時間労働への対策
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 長時間労働にならないよう職場環境の改善を推進し、生産の平準化を図っています。
時間外労働時間40時間超えた場合、総務担当者が対象者と所属長に面談を行い、業務状況の確認を行い、時間外労働時間40時間超えないように業務指導を実施しています。総務担当者が毎週月曜日のミーティング時に各所属長へ状況の報告を行い、業務内容の見直しを行っています。
超過勤務に対する評価制度の設定。
-
- 取組に対する成果
- 2022年10月時点で、 時間外労働時間(残業)月40時間以上の社員はいませんでした。
-
- 工夫したところ
- 超過勤務評価制度について、超過勤務をしない社員はプラスの評価、超過勤務をした社員には改善を促しマイナス評価をしない内容にしました。
メンタルヘルス不調者への対応
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- メンタルヘルス不調者に対応するため、社内に専属担当者を設置。
専属担当者はメンタルヘルスケアサポート講習会受講済み。
-
- 取組に対する成果
- 2022年10月時点で、メンタルヘルス不調者はいませんでした。
-
- 工夫したところ
- 専属担当者を女性にしたことで、相談しやすい環境を整備しました。
女性の健康保持・増進に向けた取組
-
- 期間
- 2017年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- 相談窓口の担当者を女性スタッフとし、女性社員から相談窓口担当者へ申し出があれば生理休暇をすべて承認。
-
- 取組に対する成果
- 相談窓口担当者へ相談が増えました。また、生理休暇を取得しやすい環境になりました。
-
- 工夫したところ
- 窓口担当者を女性に変更し、相談しやすい環境づくりを行いました。
管理職メンバーが休んだ社員の業務を行い、出社時、休んだ社員に負担がかからないよう業務負担軽減に努めました。
他の企業等への健康経営の普及促進
-
- 期間
- 2020年04月~現在継続中
-
- 取組内容
- アクサ生命主催の健康経営実践セミナーに登壇。
安城市役所様より健康経営について取材(会報誌紹介)。
アンフォーレ様より健康経営について取材。
日刊工業新聞社様ならびに中部経済新聞社様から健康経営について取材(紙面掲載)。
企業様のお問い合わせが増えてきて、Q&Aには親切、丁寧にお応えするよう心掛けています。
-
- 取組に対する成果
- 安城市内の企業様が興味を示して頂き、健康経営に取り組む企業様が増えてきました。また「中島製作所がやって、我が社がやらないわけにいかない」と闘志を燃やして健康経営に取り組んで頂ける企業様も増え、大変嬉しく思います。
-
- 工夫したところ
- みなさんに分かりやすく、取り組みやすいよう具体的な事例を用いて説明をさせて頂きました。
企業様からお問い合わせ頂いた際には、各企業様に合わせた内容でアドバイスさせて頂きました。
困っている企業様には、健康経営のお手伝いもさせて頂きました。