TGロジスティクス株式会社
ティージーロジスティクス(カ
- 500~1000人
- 製造業/その他
所在地 | 〒491-0363 愛知県一宮市萩原町東宮重字長原25番地の2 |
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URL | https://tg-logi.com/ |
社員数 | 701名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 道路貨物運送業
健康経営に関する
自社のセールスポイント
従業員一人ひとりがイキイキと働き、心身ともに安全・安心に働ける職場づくりを会社方針に掲げ、その一環として健康経営に取り組んでいます。健康経営では、「健康風土の構築とWell-Beingの実現」を目指し、「ハイリスクアプローチ」「ポピュレーションアプローチ」「環境調整」を3本柱として活動をしています。
効果指標として、「アブセンティーイズム」「プレゼンティーイズム」を定量的に評価し、さらに健康習慣に着目したKPIをおき、活動のPDCAサイクルを回しています。この活動を継続することで、「行動を変える」⇒「習慣を変える」⇒「人生を変える」そして、「Well-Beingの実現」を目指します。
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取組状況について
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2023年01月~現在継続中
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- 取組内容
- ・健康増進活動のKPIとして健康チャレンジ8(*)を導入。
(*)8つの生活習慣を定量的に評価し、より良い健康習慣を確立する活動
・アブセンティーイズム/プレゼンティーイズムの調査を導入
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- 取組に対する成果
- 2023年1月から調査開始し、2025年までの目標を策定。
健康チャレンジ8:4.76(2022年度)⇒5.44(2023年度)
アブセンティーイズム:2.01(2022年度)⇒0.97(2023年度)
プレゼンティーイズム:85.3(2022年度)⇒86.8(2023年度)
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- 工夫したところ
- ・健康診断時に調査をすることで工数低減と確実な調査を実現。
・「8(エイト)の日」を設定。「8」のつく日を「8(エイト)の日」としてのぼりと立哨で周知を徹底。立哨は、社長を始め各部署の管理者が実施している。また、管理職が集う「朝市会」にてクイズ形式で健康情報を届ける「8(エイト)トーク」を担当者が実施し、健康習慣へのチャレンジを後押ししている。
・「健康チャレンジ8」の部門別スコアを半期と年度末に公開。各部門で目標値を設定し、独自の活動を展開している。各部門の活動は、各事業所の安全衛生委員会で発表しており、その中でユニークな活動については、全社展開を予定している。
・アブセンティーイズム/プレゼンティーイズム損失を年齢/職種等で解析し、対策に反映。
保健指導の実施
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- 期間
- 2008年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・健康保険組合と協業で特定保健指導を就業時間内に実施
・若年層の保健指導は社内保健師が実施
(40歳未満で特定保健指導の基準に該当する者を対象)
・SAS検査で要観察となった乗務員に対し保健指導を実施
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- 取組に対する成果
- ・特定保健指導実施率、2020年度57.4% 2021年度82.5% 2022年度100%
・若年層の保健指導は100%実施
・SAS要観察者の保健指導は100%実施
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- 工夫したところ
- ・実施率及び利便性の向上を図り、対面からオンライン保健指導に切り替えた。
・ウェアラブルデバイスを貸与し、日々の健康管理を強化。
・若年層から望ましい健康習慣を確立できるよう、行動目標を設定。
・乗務員は不規則勤務により、健康問題を起こしやすいため、個々の生活スタイルに応じた日常生活上の工夫を重点に実施
運動機会の促進
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- 期間
- 2021年09月~現在継続中
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- 取組内容
- ・あいち健康プラスを活用し、春と秋に社内のウォーキングイベントを実施
2024年秋からは、個人戦に加え、職場対抗戦を加えた
また、これまで6,000歩/日だった目標を8,000歩とし運動を促進
・親会社主催の駅伝大会への参加
・毎日就業前にモーニングストレッチを実施
・「あいち健康プラザ」主催の健康づくり教室を「ヘルスツーリズム」として紹介。
福利厚生ポイントの利用を可能とした
・「タオルストレッチ」の導入
・本社一宮地区限定ではあるが「歩こう会」(同好会)を立ち上げ
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- 取組に対する成果
- ウォーキングイベントの参加者が増加。
2021年秋 93名
2022年春 131名
2022年秋 158名
2023年春 173名
2023年秋 210名
2024年春 210名
2024年秋 373名
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- 工夫したところ
- 【ウォーキングイベント】
上位者及び目標達成者にはインセンティブを用意することで積極的に参加する者を増やした。さらに目標達成者の中から抽選で豪華景品が当たるよう企画した
健康診断時に「あいち健康プラス」の登録を一人ひとりに促した
目標達成者に贈る記念品をリクエストできるQRコードをポスターに加え、参加意識が高まるよう工夫している
【駅伝大会】
選手の社内公募により、運動意識の向上を図った。
【タオルストレッチ】
デスクワークやPC作業が多い社員に対し、首~肩のストレッチを展開。保健師が各職場を巡回しレクチャーを実施した。
【歩こう会】
基本的には、メンバー各自がお昼休みに歩くものだが、チャットでウォーキンング情報を共有し、歩く楽しみに繋げている。
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2021年09月~現在継続中
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- 取組内容
- 有所見者に対し産業医から「再検査指示書」または、「精密検査指示書」を送付し受診勧奨と受診結果の確認を実施。
治療中であってもコントロール不良者には、産業医の指示を受け保健師が保健指導を実施。
2024年度には、「就業制限基準」を設け、基準を超えた場合には、産業医の意見を聴取し、就業制限を付与する制度を構築。これにより、適正な受診を促したい。
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- 取組に対する成果
- 受診結果の回答は10%程度にとどまるため、今後、きめ細やかなフォローと未受診の要因調査が必要。
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- 工夫したところ
- 受け取った社員が何をすれば良いか明確にするため「所見内容」及び「受診科」を具体的に記載した。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
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- 期間
- 2018年12月~現在継続中
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- 取組内容
- 50人以下の事業所を含め、全社一斉に実施。
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- 取組に対する成果
- 2022年度:受検率:98.2%
高ストレス者率:16.7%
2023年度:受検率:98.5%
高ストレス者率:13.3%
2024年度:受検率:100%
高ストレス者率:17.4%
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- 工夫したところ
- ・回答しやすいよう職種によってwebと紙受検を併用していたが、2023年度からは、QRコードでの回答のみに変更し、健康診断時に受検をフォローした。QRコードにしたことで、産業医との面談希望が増加(0名⇒16名)
・2023年度からは、管理職を対象に集団分析の見方説明会を実施。さらに結果は良くない部門に対しては、外部心理師の助言を得て、具体的な改善を協議している
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2023年01月~現在継続中
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- 取組内容
- 産業医(嘱託8名)・保健師(常勤2名)が会社方針を受け、「戦略マップ」を作成。「戦略マップ」に基づき、健康保持・増進のための活動計画を立案。その内容および実施結果等については、中央安全衛生委員会にて報告、審議を行っている。(保健師も参加)
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- 取組に対する成果
- 産業医、保健師が活動に関与することで、社内で実施するハイリスクアプローチが充実。
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- 工夫したところ
- 産業医は各事業所にて活動しているため、健康担当部署が各産業医の意見を取りまとめ、全社活動に反映している。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2021年09月~現在継続中
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- 取組内容
- ・2023年度までは、健康イベントの開催
・新入社員を対象に「健康経営」の教育を実施
・全管理職に「健康経営」について教育を実施
・全従業員を対象に「健康経営」動画(自社作)を展開
・「睡眠」動画を自作し、イベントやイントラネットで展開
(技能員には、朝礼で展開)
・「健康チャレンジ8」の内製ビデオを各地区安全衛生委員会で1本/月視聴
・階層別コンプライアンス教育
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- 取組に対する成果
- 「健康健康チャレンジ8」調査の結果(0‐1で得点が高い方が良い)
・運動習慣 0.4(2022年度)⇒0.47(2023年度)
・睡眠 0.53(2022年度)⇒0.62(2023年度)
・ストレス 0.62(2022年度)⇒0.65(2023年度)
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- 工夫したところ
- 【健康イベント】
・自分の健康を考える機会となるよう、体験型にした
・2022年度は、健康診断では測定しない体力・ストレスを見える化することで意識向上を図った
・2023年度は、「運動」と「睡眠」をテーマに脚力測定と運動の実践、睡眠ビデオ(内製)の視聴を行った
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2019年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・年休取得率及び残業実績を毎月全社会議体で報告し管理している
・安全靴の斡旋による足の負担軽減
・サテライトオフィスを新設
・在宅勤務ルールを制定
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- 取組に対する成果
- 全員が残業時間の削減や年次有給休暇の取得率UP
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- 工夫したところ
- ・労働組合からも年休取得率UPの呼びかけを実施
・安全靴の会社負担を従来の定価50%から、定価50%+1,500円に引き上げ、足の負担が小さい安全靴を選択できるようにした(2023年~)
・サテライトオフィス新設は、若手社員が集まり、企画からルール作りまでを担当した
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2000年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・各種ツール
(Microsoft teams、イントラネット、社内報)
・各種イベント
(地域納涼祭、TGフェスティバル、労使ボウリング大会等)
・ボランティア活動
(被災地支援物産展、地域清掃活動、交通立哨等)
・職場内コミュニケーション
(朝礼毎日、部門ミーティング1回/月、労使協議会1回/2か月、人事考課面談3回/年等)
・健康経営に関する意見を聴取するため、健康診断時の問診票と「健康経営ボード」にQRコードをつけている
・会社が5,000円/人補助し、職場単位の懇親会を実施
・LINEの公式アカウントを開設し、「健康経営」のビデオなど健康情報を配信
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- 取組に対する成果
- 各部門が取組みやその結果を積極的に公開することで、社内の情報が社員一人ひとりに届いている。
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- 工夫したところ
- ・イベント開催の際には、各部門に担当者を募集し、横串活動(他部門とのコミュニケーション・連携強化)としている。
例:「創立40周年記念行事」のメンバーは応募形式で選出
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2000年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・年休の他に「安心休暇」を設け、本人、家族の療養に活用(100%有給休暇)。
・加療のための短時間・短日勤務制度を導入(2024年8月~)
(2024年度、「両立支援コーディネーター」資格取得1名)
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- 取組に対する成果
- 長期療養になる場合でも、年休最大40日、安心休暇最大20日間(合計60日間)が使えるため、安心感につながっている。さらに「加療のための短時間・短日制度」の導入により、体力に応じた働き方や通院治療との両立が可能となった。
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- 工夫したところ
- 両立支援制度構築にあたっては、人事部・健康担当部署・産業医が連携を取り、制度を構築した
食生活の改善
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- 期間
- 2018年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・本社の食堂に厨房を新設し、「弁当」から「定食」や「麺類」などを選択できるように変更。
・「定食」は、野菜やたんぱく質が多く摂れるものを考案。
・健康イベントでは、朝食欠食率を掲示し朝食摂取を促した。合わせて手軽に食べられる「soyjoy」のサンプルを配布した。
・2024年度からは、健康米(玄米/雑穀米)の提供を開始
・社食がない事業所に”ちょい足し(カットワカメ)”または、”ちょい足し(ワカメスープ)試食会を実施し、好評であったため導入を決定した。
・毎月の部内ミーティング時に、管理栄養士の動画を視聴(市販)
・2024年10月~社内管理栄養士による個別栄養相談を開始
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- 取組に対する成果
- ・本社では、社食喫食者が増加
・朝食喫食率約70%(2022年度)から約80%(2024年度)に上昇
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- 工夫したところ
- ・定食においては、カロリー制限をするのではなく、食事内容の見直しを図った。
・更なる改善として、定食からみそ汁を除いたことで減塩を実現。
・社食がない事業所で、少しでも健康的な食事がとれるよう”ちょい足し”を考案。
・市販の管理栄養士の動画は、乗務員を意識したものを選定(運輸業のため)
禁煙対策
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- 期間
- 2019年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・2019年に禁煙講演会を開催し、禁煙への動機付けを実施。
・2020年1月からは、全事業所の敷地内禁煙を展開。
・健康診断時を活用し、禁煙の呼び掛けを実施(市販のアプリ紹介や健康保険組合の支援を周知)
・喫煙する全管理職が「禁煙宣言」を実施(2024年11月)
・「タバコニュース」を隔月で発行
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- 取組に対する成果
- 2023年9月:喫煙率36%
2024年2月:喫煙率32.5%
2024年8月:喫煙率36%
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- 工夫したところ
- ・事業所の敷地内だけでなく、近隣住民の皆様の受動喫煙防止も考え、最低でも事業所から100m以内は禁煙地区として活動を開始
・2023年健康担当スタッフが「禁煙支援アドバイザー」資格を取得し、禁煙支援を強化
・健診時に、喫煙による健康被害を画像で掲載し、視覚に訴える工夫を行った
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2020年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・インフルエンザおよび新型コロナの予防接種は、カフェテリアポイント(福利厚生)の利用を可能としている。
・九州地区は、医療機関と連携し、インフルエンザの予防接種を実施
・インフルエンザおよび新型コロナウイルス感染症に感染した場合は、FORMSで登録。感染流行時期は、全社の罹患状況をイントラネットに掲載し注意喚起を行っている(毎週更新)
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- 取組に対する成果
- ・新型コロナウイルスクラスター発生なし。
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- 工夫したところ
- ・長期休暇前や感染状況に応じた注意喚起を実施。
・FORMSを活用したことで工数を掛けることなく全社罹患状況を把握することができている
長時間労働への対策
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- 期間
- 2019年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・時間外や休日の労働時間(残業時間)が1ヶ月あたり80時間を超えており、なおかつ疲労の蓄積が認められる従業員について、本人からの申出があった場合に、産業医面談を実施。
・毎月全社会議体で長時間労働者を報告し管理している。
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- 取組に対する成果
- 月80時間超の時間外労働なし。
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- 工夫したところ
- 全社長時間労働状況を毎月の各部門ミーティングで全員に展開。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2019年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・保健師がメンタルヘルス不調者への個別対応を実施
・復職の際には、必ず保健師が面談をし、上司、人事、産業医、主治医と連携し復職をサポート
・EAPの導入
・ラインケア教育実施
・ハラスメント教育実施
・管理者がEAP(相談)を体験し、社内に相談文化を醸成
・リワークの活用
・2024年10月~は、「happiness smile week」(ハピスマウィーク)としメンタルイベントを実施
”自分のご機嫌は自分でとろう”をテーマに「ご機嫌取りコンテスト」AIを活用した「元気度測定」「睡眠・運動でご機嫌UP」ビデオを作成し展開した
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- 取組に対する成果
- ・管理監督者から不調者の情報が入ることが多くなり、早期に対応ができるようになってきた。
・「ご機嫌取りコンテスト」では、ユニークなご機嫌取り方法が40件寄せられた
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- 工夫したところ
- ・オンライン面談も可能
・匿名での相談体制を構築(EAP)
・各トイレにEAPの相談申込みカードを設置し、気軽に申込めるようにした
・「ご機嫌取りコンテスト」でのユニークな方法を社内報で紹介した
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2000年12月~現在継続中
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- 取組内容
- ・レディースドックの受診費用を健康保険組合が補助
・2022年から「女性健康週間」を実施
2023年度は、「月経周期と心身の変化」ビデオを内製し、全員が視聴
その他、生理用品の無償配布、フェムケア商品のサンプル提供、骨粗鬆症の情報提供、健康管理アプリの紹介を実施
・保健師等による女性専門の健康相談窓口を設置
・女性の健康課題に関する理解を得るためのセミナーを開催(22年度)
・イントラネットに「女性の健康」コーナーを設け、情報提供を実施
・健診時に「子宮頸がん」のパンフレットを配布
・2024年度からは、隔月に「女性の健康ニュース」を発行
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- 取組に対する成果
- ・「女性健康週間」を設けたことで、意識が高まった
・セミナーにおいては男性でも女性のことを知ることができサポートがしやすくなった、との声があった
・必要な時に正しい情報を入手できるようになった
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- 工夫したところ
- ・女性だけではなく男性も含めた取り組みにすることで、男女相互の理解を促した
・若年層から老年期までの全年齢層に必要な情報を提供できるよう意識した
・「女性の健康ニュース」には、個別相談に繋がるQRコードを付け、相談しやすい工夫をしている
他の企業等への健康経営の普及促進
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- 期間
- 2000年01月~現在継続中
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- 取組内容
- ・健康診断は、請負会社社員、派遣社員を含め、全ての労働者が必要な健診を受診できるよう事業所単位で調整
・健康イベントの際には、請負会社社員、派遣社員も含め、全ての人を対象として実施
・仕入れ先様が出席する「調達連絡会」において、健康経営の取組みを説明
・社外向けホームページを閲覧された会社より問い合わせがあり対応
・豊田合成グループ会社である豊田合成九州株式会社と共催で健康イベントを開催した(2023年度初)
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- 取組に対する成果
- ・健康診断/健康イベントでは、派遣元/請負会社担当者と良好な関係を築き、協力して実施
・健康診断受診率100%
・グループ会社担当者間での意見交換が活発に行える環境ができた
・仕入先より、メンタルヘルスの対応について問い合わせが入るようになった
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- 工夫したところ
- 社内の健康風土構築のためには、事業所で働く全ての人の意識向上が不可欠と考え、企画立案に反映。さらに豊田合成グループ全体の活動推進を促進できるようリーダーシップを発揮している。