あいち豊田農業協同組合
アイチトヨタノウギョウキョドウクミアイ
- 500~1000人
- 製造業/その他
所在地 | 〒471-8511 愛知県豊田市西町4-5 |
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URL | https://www.ja-aichitoyota.or.jp |
社員数 | 937名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 組合員のニーズに応じて農業生産に必要な肥料や農薬等の資材を共同で購入したり、貯金、貸出などの信用事業や、生命、建物、自動車等の共済事業、健康管理、など幅広い事業を展開する総合事業です。
健康経営に関する
自社のセールスポイント
JAあいち豊田は、食・農・くらしを基軸にする地域に根ざした農業協同組合として持続可能な農業の実現に貢献し、豊かで暮らしやすい地域社会の実現を目指しています。
その実現のためには職員一人ひとりが心身ともに健康であり、持てる能力を最大限に発揮することが何よりも重要であると考えます。この考えの下、あいち豊田農協は、職員が心身ともに健康であることが、仕事上での最大のパフォーマンスにつながると考え、職員の健康課題を把握し、様々な取り組みを実践していきます。
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取組状況について
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 定期健康診断の実施については事前にイントラネットにスケジュールを掲載し、期間が終了するまで周知を行っています。定期健康診断当日については出勤の扱いとし、各主要拠点にて健診場所を設け勤務時間中に受診しやすいようにしています。
更なる取組として、定期健康診断受診後の「要精密検査」「要再検査」などが必要な職員には産業医の指示のもと事業主が直接受診勧奨をし、速やかに医療機関の受診を促している。再受診の確認については「医療機関受診結果報告書」の提出で確認しています。
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- 取組に対する成果
- 定期健康診断受診率は100%です。「要精密検査」「要再検査」受診率は、2019年度91.4%、2020年度97.6%、2021年度98.4%に増加しています。
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- 工夫したところ
- 「安全配慮義務」を果たすため、職員が安全で健康に働けるように配慮するためにも、定期健康診断結果が「要治療」、「要精密検査」となっているにも関わらず、一定期間(2か月を目途にしている)経過しても医療機関を受診されていない職員を対象に、担当者(看護師など)が電話や文書で健康に取り組む重要性をしっかりと説き、医療機関への受診を促しています。
長時間労働への対策
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- 期間
- 2021年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 経済部門の季節的労務者の雇用が年々困難になり、「団塊の世代」の高齢化などを背景に高齢就業者の割合が多くなってきました。そこで、繁忙期の担当職員一人当たりの時間外労働が多くならないよう、令和4年度から「人事支援課」を創設し、季節的に繁忙を極める事業所に対して効率的に人的支援を行っています。
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- 取組に対する成果
- 一年を通しての人材を確保出来たことは良かったが、業務の繁閑差が大きく人員調整に苦慮したため、閑散期に出来る業務準備をする必要があることが分かりました。
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- 工夫したところ
- 令和3年度からより季節的に繁忙を極める事業所に対し、他部門からの応援体制を構築することにより、農協職員として総合的な知識・経験を習得する機会を試みました。課題点としては、応援者が短期間(数日)で変わるため、都度、作業内容を説明したりする時間が必要なこと、応援側としては通常業務を別日に行ったり、他の職員にて対応する必要がありました。この点を踏まえ、令和4年度は繁忙部署応援者を長期的に固定対応させました。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2014年10月~現在継続中
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- 取組内容
- JAあいち豊田には産業カウンセラーの資格を持った職員が常駐しています。メインとなる役割はメンタルヘルスのサポートです。業務内容や人間関係から強いストレスが発生し、メンタルヘルスに不調をきたしてしまう職員をサポートしています。メンタルの問題を抱える職員と向き合い、健康的に働けるようサポートする役割、また、不調者のサポートだけでなく、休職中の職員への職場復帰支援などを担っています。
さらに、メンタルヘルス相談窓口を意識付けるため、「カウンセリングはちょっと敷居が高い…」という職員のために、新入職員研修時に産業カウンセラーがメンタルヘルス研修を行い、更に年2回の個別面談を設けています。
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- 取組に対する成果
- 新入職員との年2回個別面談時に「誰にも相談できない悩み」を話すことが多く、新入職員の早期離職を防ぐことができています。
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- 工夫したところ
- 働きはじめるとさまざまな悩みが生じ、定期的に適切なフォローアップを行わないことで、それらの悩みが実際の離職に繋がってしまう可能性があります。そこで年2回の「個別面談」を行っています。その最大の目的は産業カウンセラーが関わることにより、新人がより良い仕事を行えるようにサポートすることです。入組して数か月経つと、仕事や環境に慣れてくることで、新しい不安や悩みが生じてくることも多いため、適切なコミュニケーションを取ることによりそれらを解消できるようにしています。
50人未満の事業場におけるストレスチェックの実施
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- 期間
- 2016年08月~現在継続中
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- 取組内容
- 農協健康保険加入被保険者を対象にストレスチェックを実施しています。
JAあいち豊田のストレスチェックの受検率は100%、全職員が回答しています。もともと職員一人ひとりの健康に対する意識が高いことに加えて、受検の声かけを行うことで高い水準が維持できています。
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- 取組に対する成果
- ストレスチェック受検率
2020年度 100%
2021年度 100%
2022年度 100%
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- 工夫したところ
- ストレスチェックで高ストレスと診断されたが医師面接を受けない職員に対し、産業カウンセラーとの面談が出来る機会を設けています。
産業医または保健師が健康保持・増進の立案・検討に関与
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- 期間
- 2017年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 産業医には月1回、衛生委員会のメンバーとして出席しアドバイスをもらっています。新型コロナウイルス感染症やその感染対策、集団感染の予防などについて連携しながら取り組んでいます。
管理職及び一般社員それぞれに対する教育
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- 期間
- 2022年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・新任所属長研修、新人職員研修のテーマの一つとして、メンタルヘルス研修を実施しています。
・全職員へのパワーハラスメント研修を実施しています。
適切な働き方の実現
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- 期間
- 2006年04月~現在継続中
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- 取組内容
- JAあいち豊田は「働きやすく、働きがいのある職場」だと職員に感じてもらい、定年退職まで最大限のパフォーマンスを発揮し、生産性を維持してもらうことの実現が、職場環境改善に向けた取組であると考え、「自己申告書」の提出、更に「職員満足度調査」の提出を行っています。内容は担当業務や職場に対する満足度、仕事の質や量の適正度、有給休暇の取得環境やセクハラ・パワハラの有無、キャリアプランや健康状態(身体とこころ)等です。その他、自由記述式のコメントが記入できる箇所も設けています。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2000年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・職員同士のコミュニケーションツールとして、リフレッシュのため職員旅行を毎年実施しています。(コロナ禍のため現在は中止)
・職場報を年2回発行しています。
職員が職場報を読むことで他事業所のことを知る事ができます。
・野球部、ソフトボール部、ミニソフトバレー、役職員ゴルフ活動
治療と仕事の両立支援
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- 期間
- 2000年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・勤続年数によって欠勤許容期間を設けています。
・年次有給休暇を時間単位で取得が可能です。
保健指導の実施
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- 期間
- 2008年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 健診後には生活習慣病の予防と改善を図るため、農協健康保険組合の保健師による保健指導を行っています。健診結果と問診結果(喫煙歴の有無他)から、生活習慣病発症のリスクを判定し、「動機づけ支援」「積極的支援」に分類、各個人に合った生活習慣改善プログラムを提供してもらっています。
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- 取組に対する成果
- 保健師から生活習慣の指導を行う事で悪化を防ぐことができ、自身の健康・生活を見直すよい機会になっています。
・令和元年度 初回面談対象者数:43 面談数:37 面談率:86.0%
・令和2年度 初回面談対象者数:44 面談数:39 面談率:88.6%
・令和3年度 初回面談対象者数:32 面談数:28 面談率:87.5%
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- 工夫したところ
- 保健指導を気軽に受けやすい環境にするため、就業時間内に「直接対面」または「ZOOM」による方法で対応しています。
運動機会の促進
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- 期間
- 2011年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・農協健保による健康チャレンジキャンペーンに参加しています。
禁煙対策
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- 期間
- 2021年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 令和2年4月1日から、改正健康増進法が全面施行され、第二種施設であるJAあいち豊田は原則屋内禁煙などの受動喫煙防止対策を講じています。
JAあいち豊田の職員の約77%が非喫煙者であるため、組織としても非喫煙者に「望まない受動喫煙」が生じないよう配慮する義務があります。たばこの煙には多くの有害物質が含まれ、喫煙者本人だけでなく、煙を吸い込んだ周りの職員の健康にも影響を及ぼしかねません。
その対策として、屋内禁煙、屋外に喫煙指定場所を設置、喫煙指定場所に灰皿を置かない(希望者へ携帯用の吸殻入れを配布)ことを講じました。
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- 工夫したところ
- 令和4年12月末、全事業所の喫煙指定場所にあった灰皿の撤去をし、希望者には「携帯用の吸殻入れ」を配布し、喫煙者本人が灰の始末をするルールを作りました。
従業員の感染症予防
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- 期間
- 2004年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 役職員の健康(重症化防止)と集団感染予防(事業継続)を目的に、農協内施設で厚生連による季節性インフルエンザ予防接種を実施しています。昨今は、コロナ禍であったためインフルエンザ感染者の報告は無かったが、継続してインフルエンザ予防接種を推奨しています。
また、新型コロナウイルス感染症対策については、基本的な感染対策の徹底(体温測定、毎朝の健康状態確認、丁寧な手洗い・手指消毒等の励行、不織布マスク着用による咳エチケット遵守、部屋の換気等)、感染もしくは職員が濃厚接触者等になった場合の勤怠の基本的対応を「新型コロナウイルス対策行動指針」に記し、イントラネットへ掲載し周知しました。
併せて、新型コロナウイルスワクチンの接種体制も整え、接種を希望する職員及びその家族を対象とした「職域接種」を豊田厚生病院にて3回目まで実施しました。
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- 取組に対する成果
- 毎年、約500名の職員がインフルエンザ予防接種を受けています。
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- 工夫したところ
- 健康管理維持に向けた投資は、職員の活力や生産性を向上させ、結果として業績の向上が期待できるため、インフルエンザ予防接種に関する農協内による推奨を強化させました。接種し易い環境を整えるため接種会場を4ヶ所、3日間の日程を設け、日程が合わない職員は、個人で病院での接種を可能とし、社会保険加入者に対して3,960円まで農協が負担しています。
女性の健康保持・増進に向けた取組
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- 期間
- 2006年04月~現在継続中
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- 取組内容
- 30歳以上を対象に子宮頸がん検診に対して上限3,300円、乳がん検診に対して上限4,400円の補助を実施しています。