日本製鉄株式会社(名古屋製鉄所)
ニッポンセイテツ(カ(ナゴヤセイテツショ)
- 1001人以上
- 製造業/その他
所在地 | 〒476-8686 愛知県東海市東海町5丁目3番地 |
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URL | https://www.nipponsteel.com/works/nagoya/index.html |
社員数 | 3386名 |
業種 | 製造業/その他 |
- 業務内容
- 日本製鉄は、日本で最大手、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーであり、日本国内および世界15カ国以上に製造拠点を展開しています。日本製鉄グループは、製鉄事業を中核に、エンジニアリング事業、ケミカル&マテリアル事業、システムソリューション事業の4つの分野を推進。「国内製鉄事業の再構築とグループ経営の強化」、「海外事業の進化、拡充に向けたグルーバル戦略の推進」、「カーボンニュートラルへの挑戦」、「デジタルトランスフォーメーション戦略の推進」を経営計画の4つの柱としています。「総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」を目指し、世界最高の技術とものづくりの力を追求し、優れた製品・サービスの提供を通じて社会の発展に貢献します。
健康経営に関する
自社のセールスポイント
当社は、従業員一人ひとりが入社から退職まで心身ともに健康で最大限のパフォーマンスを発揮しながら働き、活力溢れる会社になることを目指し、疾病予防に注力した「ポジティブな健康推進施策」を進めています。
具体的には、従業員の「こころとからだの健康づくり」を後押しするため、健康診断メニューの充実やコミュニケーションの活発化、個別フォローの強化に取り組むとともに、従業員に健康改善および健康維持を目的とした取り組みの実行にコミットしていただく内容になっています。この取り組みが「病気にならない」、病気になっても治療し働き続ける」という仕事と健康の両立に寄与し、働く力の源泉になると考えています。
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取組状況について
健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)の設定
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- 期間
- 2020年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・ISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム)による事業場全体での健康マネジメントPDCAを導入した。
・健康推進をISO45001の主要な管理指標と位置づけ、事業場トップの方針のもと実行計画を策定し、内部監査を通じてパフォーマンス評価を行っている。
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- 取組に対する成果
- ・各組織単位での方針と計画が明確になり、社員全体を巻き込んだ活動が展開できている。
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- 工夫したところ
- ・最重要としている安全の取り組みと一体となって衛生・健康の取り組みを行うことで、確実な実施を促している。
・各職場で具体的に取り組むべき事項について指導し、確実なスパイラルアップを実施している。
コミュニケーションの促進
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- 期間
- 2022年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・『保健職キャラバン』と題して産業保健スタッフ(産業医、保健師)の職場訪問を実施している。2022年度は全66職場を半年間かけて巡回し、職場管理者と対話を行った。
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- 取組に対する成果
- ・産業保健スタッフ(産業医、保健師)と職場管理者との直接対話によりコミュニケーションが促進した。
・保健職と職場の個別対話を通じて、健康経営の取組について理解を深め職場マネジメントの向上が図れた。
・職場の課題や悩みをヒアリングして、今後の施策に活かす取り組みを展開中である。
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- 工夫したところ
- ・産業保健スタッフ側が職場に出向いて対話を実施している。
・各職場の健康推進の取り組み状況の差を考慮し、フリーな対話に重きを置いている。
メンタルヘルス不調者への対応
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- 期間
- 2012年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・2012年より全社でストレスチェックを実施している。組織分析を実施し、課題職場には保健師が職場管理者と協働して職場環境改善に取り組んでいる。
・毎年メンタルヘルスeラーニングを実施し、メンタルヘルスの基礎知識を浸透させ、早期に不調に気付くセルフケア向上に取り組んでいる。
・新入社員から管理職層までの各階層別教育、職場単位の出前教育を実施している。
・本人および上司からの要請に応じた個別の健康相談を常時受け付けている。
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- 取組に対する成果
- ・気付きを促すことによって、自ら早期の相談、医療機関受診を行う事例が増加した。
・職場管理者による継続的な職場環境改善活動を実施している。
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- 工夫したところ
- ・職場改善活動においては、健康管理部門のみでのサポートにとどめず、必要に応じて労務管理部門とも連携して改善活動を支援している。
・地域の精神科・心療内科医療機関の医師を訪問して情報交換を実施することで、必要時の治療導入および復職時のサポートの円滑化を図っている。
受診勧奨の取組
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- 期間
- 2020年11月~現在継続中
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- 取組内容
- ・がん検診(胃、大腸)の受診を積極的に勧奨し、受診率向上に取り組んでいる。
・がん検診の受診のメリットを安全衛生委員会や広報誌、ポータルサイトなどにより周知啓発し、理解活動を推進している。
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- 取組に対する成果
- ・胃がん検診70%以上
・大腸がん検診85%以上 の受診率を達成
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- 工夫したところ
- ・誕生月健診であるため、定期的な全体への啓発に加え、対象者の受診のタイミングに合わせて個別に受診勧奨を実施している。
・対象者に直接働きかけるのみにとどまらず、職場上司に対して受診の有用性を教育・周知し、部下の受診状況に関心を向ける雰囲気づくりを実施している。
保健指導の実施
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- 期間
- 2021年10月~現在継続中
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- 取組内容
- ・特定保健指導を積極的に実施している。
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- 取組に対する成果
- ・対象者に対し確実に初回保健指導を実施(実施率95%以上)している。
・40代からの生活習慣改善に対する意識が向上し、健康志向の風土が根付きつつある。
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- 工夫したところ
- ・健康診断を構内で行っているメリットを活用し、健康診断時の分割面談を導入し、対象者(希望者)に確実な初回指導を実施している。
禁煙対策
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- 期間
- 2015年04月~現在継続中
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- 取組内容
- ・2015年より受動喫煙防止のため建屋内禁煙化を実行した。
・保健師による禁煙支援と、必要な費用(治療費)を会社で補助している。
・未成年新入社員の禁煙継続チャレンジ「新卒スワンスワン宣言」を推奨している。
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- 取組に対する成果
- ・健康増進法施行に合わせた建屋内禁煙化を達成した。
・喫煙所使用のルール、マナーが向上した。
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- 工夫したところ
- ・喫煙率低減のために保健職による禁煙支援、新規喫煙の抑止、事業場全体の風土づくりを軸に取り組みを進行している。
・「新卒スワンスワン宣言」は、新入社員とその指導員がペアとなり、二人三脚で入社3年間禁煙を継続している。職場での指導や日常生活での支援などにより、新入社員とのコミュニケーション向上にも役立てている。