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ピックアップ取組好事例

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2025/03/03

永曻建設株式会社

  • 1~30人
  • 製造業/その他

講習前後の取組みで、講習の効果を高める

経営者の想いを、健康経営の推進力に

経営者の想いを、健康経営の推進力に
当社は、昭和5年の創業以来、尾張地域を中心に道路や橋梁、上下水道などの各種整備事業に携わるほか、地域社会の発展と生活の向上に全力を注いできました。今後、より活力ある会社となるには、従業員の生活習慣の改善が必要であると考え、2019年に協会けんぽへ「健康宣言」をしました。
建設業は、身体が資本の現場仕事が中心のため、健康管理が何よりも大切です。誰一人欠けることなく、万全な体制で業務に臨むには、健康経営が必須だと考え、保険会社のサポートを受けながら、健康経営に取り組んできました。その結果、2020年より5年連続「健康経営優良法人」に認定されています。

無理のない取組みからスタート

毎月の給与袋に、保険会社から提供される健康情報や協会けんぽのメルマガを印刷して封入するなど、定期的に健康情報を周知しています。
また、健康診断で要治療や要精密検査と判定された人に対して受診勧奨を行い、受診後は会社への報告を義務づけています。40歳以上は、胃カメラなど、より精密な健康診断を行い、従業員の年齢や状況に応じて、必要な検診があれば検討・追加するなど、日頃から健康管理の重要性を共有しています。

年ごとに目標を設定

年ごとに目標を設定
「禁煙」「コロナに負けない健康な体づくり」「睡眠」「休み方」など、毎年テーマを決めて健康経営に取り組んでいます。テーマは、健康診断の内容や、アンケートの結果、普段の何気ない会話などから課題を見つけ、健康づくり担当者をはじめ女性従業員が中心となって設定しています。
令和6年度は「睡眠の質や休日の過ごし方」、令和7年度は歯や口の健康が全身の健康に影響することから、「歯科健診を中心とした定期的な健診受診」を目標に掲げました。また、今後は禁煙対策を強化していきます。本社の屋内・屋外は全面禁煙とし、禁煙外来に通えるようにしたり、喫煙が身体に及ぼす影響等の情報提供を行ったりしていますが、まだ喫煙率0%にはなっていません。作業車や現場など禁煙エリアを広げ、力を入れて取り組みたいと思います。

健康意識の定着には、講習前後が大切

健康意識の定着には、講習前後が大切
年に数回、外部講習(がん予防セミナー・介護セミナー・心と身体に関するセミナー等)や研修の場を設け、従業員の意識を高めています。
講習前には聞き取り調査を行い、例えば「飲み物」がテーマであれば、普段何をどれくらい飲んでいるか、今後どうしていきたいか等を調査し、当社と他社のデータを比較して、問題点を洗い出した上で講習を実施します。リアルな数値には説得力があり、より自分事として捉えていただけるようです。
それまで特に気にすることなく飲み物を摂取していた従業員も、講習で糖分やカフェインの多い飲料を飲み過ぎると、肥満や生活習慣病のリスクが高まることを学ぶと、水やお茶に替える人が増えました。従業員の机上を見渡しても、ジュース類が減ったことが実感できました。
また、飲み物だけではなく、野菜を摂取する、塩分に気を付けた食事をとるようになるなど、生活習慣全般への意識の変化もみられます。健康意識の高まりにより、体調不良で休む人が減ったと感じています。
講習後は、講習で学んだことを継続できているか、継続したことでどのような変化があったかなど、アンケートを実施しています。アンケート結果を次の講習時に公表し、振り返りを行うとともに、意識の定着を図っています。

社会貢献活動や朝礼でコミュニケーションを促進

社会貢献活動や朝礼でコミュニケーションを促進
公共工事を行う建設会社として、地域社会の基盤を支え、地域経済の活性化を目指し、地域貢献活動に取り組んでいます。年4回行っている歩道清掃活動は、従業員の地域に対する意識も高まり、社内のコミュニケーション促進にも役立っており、従業員一同気持ちよく取り組めています。
また、朝礼時にはラジオ体操を実施しています。全身をバランスよく動かすことで、心身のリフレッシュや仕事への集中力向上につなげることはもちろん、週の始めは経営者が、それ以外は従業員が話をする場も兼ねており、熱中症や感染予防など季節に応じた対策方法や、各々が気づいたことを共有するよい機会となっています。

経営者も共に学び、共に取り組む

経営者も共に学び、共に取り組む
健康経営を推進するには、担当者や従業員だけでなく経営者も、保険会社や協会けんぽと協力し、共に学び続けながら、取り組むことが重要です。健康経営は、人材の確保・定着化という実務的な面もありますが、何よりも経営者が従業員に健康でいてほしいと強く願い、その想いを従業員に伝えることが重要です。従業員の理解を得られることで、推進しやすくなります。

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