2021/03/29
株式会社服部商会
- 1~30人
- 卸売業
健康経営が採用難・離職の解決につながる
津島市を拠点とする株式会社服部商会は、1976年創業のNC工作機械・工具の総合商社です。服部商会では、2017年度から本格的に健康経営に取り組み始め、健康に対する職場の雰囲気や社員の意識が徐々に変わってきております。
少子高齢化が進む中、中小企業では人手不足や採用難が問題となっており、弊社においても人手不足の影響が出始め、社員が働きやすい環境の整備をしなくてはならないと考えていた頃、目に飛び込んできたのが「健康経営」でした。社員の健康管理を経営的な視点で考える「健康経営」は、当時の会社に求められていた考え方そのものでした。
そこで、まず目標としたのが、「健康経営優良法人」の認定です。
優良法人の認定に必要な項目をクリアするため、生命保険会社のサポートや先進企業からのアドバイス、健康保険組合から定期的に届く事例集などを積極的に活用し、「家族と健康を考える日」の設定や地域との交流など、弊社の社風に合った実現可能な取組を計画しました。
健康経営を推進する中で痛感したのが、健康経営担当者と社員との健康経営に対する意識差です。担当者や管理職がいくら健康経営に取り組み社内の制度を整えても、社員が健康経営を理解していなければ、会社全体の雰囲気を変えることはできません。当初は、大半の社員が健康経営そのものを理解できておらず、担当者からの呼びかけに対して関心を示しませんでした。しかし、生命保険会社や他企業の担当者と積極的に情報交換を行い、より効果的な方法を模索する中で、社員に対し取組の目的を一つ一つ明確に伝えたところ、徐々に社員から良い反応が返ってくるようになり、健康経営の意識が定着してきました。
小さな事から地道に取り組み続けた結果、津島市の「平成30年度津島市企業の健康宣言Wチャレンジ」で最優秀賞、協会けんぽ愛知支部の「健康経営優良事業所」で「銀賞」を受賞するなど、社外からも認められるようになりました。賞を受賞したことにより、社員の健康意識がさらに高まり、職場環境の向上につながっています。その効果として、健康経営の取組を始めて3年が経過した現在は、新卒の就職希望者が増加し、健康経営の効果を感じています。
少子高齢化が進む中、中小企業では人手不足や採用難が問題となっており、弊社においても人手不足の影響が出始め、社員が働きやすい環境の整備をしなくてはならないと考えていた頃、目に飛び込んできたのが「健康経営」でした。社員の健康管理を経営的な視点で考える「健康経営」は、当時の会社に求められていた考え方そのものでした。
そこで、まず目標としたのが、「健康経営優良法人」の認定です。
優良法人の認定に必要な項目をクリアするため、生命保険会社のサポートや先進企業からのアドバイス、健康保険組合から定期的に届く事例集などを積極的に活用し、「家族と健康を考える日」の設定や地域との交流など、弊社の社風に合った実現可能な取組を計画しました。
健康経営を推進する中で痛感したのが、健康経営担当者と社員との健康経営に対する意識差です。担当者や管理職がいくら健康経営に取り組み社内の制度を整えても、社員が健康経営を理解していなければ、会社全体の雰囲気を変えることはできません。当初は、大半の社員が健康経営そのものを理解できておらず、担当者からの呼びかけに対して関心を示しませんでした。しかし、生命保険会社や他企業の担当者と積極的に情報交換を行い、より効果的な方法を模索する中で、社員に対し取組の目的を一つ一つ明確に伝えたところ、徐々に社員から良い反応が返ってくるようになり、健康経営の意識が定着してきました。
小さな事から地道に取り組み続けた結果、津島市の「平成30年度津島市企業の健康宣言Wチャレンジ」で最優秀賞、協会けんぽ愛知支部の「健康経営優良事業所」で「銀賞」を受賞するなど、社外からも認められるようになりました。賞を受賞したことにより、社員の健康意識がさらに高まり、職場環境の向上につながっています。その効果として、健康経営の取組を始めて3年が経過した現在は、新卒の就職希望者が増加し、健康経営の効果を感じています。
「家族と健康を考える日」を設定し、生活習慣改善のきっかけに
これまでは、朝食を取らない、栄養バランスの偏った昼食など、社員の食生活への関心が低い傾向がありました。そこで、生活習慣を家族とともに高めてもらうため、2017年から毎月1日を「家族と健康を考える日」と設定し、日々の生活習慣を見直すきっかけ作りの日としました。
最初に行ったことは、野菜ジュースと食生活に関するチラシを一人ひとり手渡しするという至ってシンプルなことでした。当初は、野菜ジュースやチラシに興味を示さない人もいましたが、手渡しするときに「なぜ野菜ジュースを配っているのか」、「なぜ生活習慣の改善が必要なのか」など、趣旨を説明し、毎月健康課題のテーマを決めてチラシを配付することで、徐々に関心を示す社員が増えました。
また、朝食の欠食対策としてプロテインバーの提供や自動販売機に野菜ジュースや青汁などの健康に配慮した飲料の補充、チラシの内容を家族で共有できるようにチラシ内に関連動画の案内などをしたところ、手作り弁当を持参したり、自ら野菜ジュースや青汁を購入するなど、社員の行動に変化が見られました。
最初に行ったことは、野菜ジュースと食生活に関するチラシを一人ひとり手渡しするという至ってシンプルなことでした。当初は、野菜ジュースやチラシに興味を示さない人もいましたが、手渡しするときに「なぜ野菜ジュースを配っているのか」、「なぜ生活習慣の改善が必要なのか」など、趣旨を説明し、毎月健康課題のテーマを決めてチラシを配付することで、徐々に関心を示す社員が増えました。
また、朝食の欠食対策としてプロテインバーの提供や自動販売機に野菜ジュースや青汁などの健康に配慮した飲料の補充、チラシの内容を家族で共有できるようにチラシ内に関連動画の案内などをしたところ、手作り弁当を持参したり、自ら野菜ジュースや青汁を購入するなど、社員の行動に変化が見られました。
アプリ等を活用したイベントを実施
運動機会のきっかけとして、スマートフォンのアプリを利用したウォークラリーイベントを実施しています。1日7000歩を目標とし、1週間で5万歩を達成した人にはジュース券等を進呈しています。家族や友達とでも参加できる様にした結果、競争意識が高まり、取組が白熱しました。
また、地域とのつながりを兼ね、津島市ボランティアの健康づくりリーダーの方々を招いて、つし丸体操で交流を図るイベントを開催しました。
また、地域とのつながりを兼ね、津島市ボランティアの健康づくりリーダーの方々を招いて、つし丸体操で交流を図るイベントを開催しました。
ホームページ等で健康経営に関する取組を発信
自社のホームページに健康経営専用ページを作成し、健康経営に関する取組やブログの掲載、メディアで取組を紹介していただくなど、積極的に社外にも情報発信しています。市民の方や就職活動中の学生の目に留まり、就職希望者が増加傾向にあり、社員にも健康経営に取り組む企業としての自覚が芽生え、社員の活力にもつながっています。